気持ちはいつもケセラセラ♪

5年に渡る姑の介護記録とその後の私の徒然日記

お嫁さんはライバルですからね。

ご訪問ありがとうございます。


認定調査が終わって、認定員さんがお帰りになる時に、夫が質問をしました。

「嫁が毎週ここに来て面倒を看てくれているのですが、最近、嫁の悪口や、頻繁に嘘をつくんですよ。」

「つい嘘をついた事を問い詰めたり、怒ったりしちゃうんですけど、無駄なんですかね?」

夫のその質問に認定員さんがボソッと答えました。

「おかあさんにとって、お嫁さんはライバルですからね。」

「いくら正論翳して問い詰めたとしても、おかあさんが自分の嘘を認める事はもうないですよ。」と。


今までそんな事を考えた事はなかったのですが、○ヨさんは私をライバル視してる?

そっか、夫は○ヨさんにとって、大事な大事な息子。

そして、私はその大事な大事な息子をおかあさんから取った嫁ですものね。

大事な息子が、その嫁を庇えば庇う程、○ヨさんにとって、嫁の私が憎くなる。

(浮気された妻が、浮気した張本人の夫よりも、浮気相手の女性を憎むのと似ているのかも)


要するに、○ヨさんが○○子嘘をついたと言い出したのは、○ヨさんの私への「嫉妬」が原因?

以前は「○雄」と呼んでいた○ヨさんでしたが、いつからか夫を「おとうさん」と呼ぶように。

それは、いつ頃からだったかなぁ・・・。でも、お義父さんが亡くなってからだという事は確かですね。


私は息子をもった事がないので、母親の息子に対する感情が全くわかりません。

でも、息子を持った友人や義妹の事を考えると、息子に対する感情は、確かに特別なのかも知れません。

嫁はライバル・・・、認定員さんの仰る事が、真実なのかも知れませんね。

私が掛かって来た電話に出ると無言で電話を切っても、夫が出るとちゃんと話すのも、納得ですね。

83歳になっても、○ヨさんは「女」なんですね。

○ヨさんがお隣の○島さんを大嫌いなのも、○島さんには今でも定期的に訪ねて来る男性がいる、

きっと、○ヨさんの「女としての嫉妬」からなんでしょう。


また、自分がついた嘘であっても、口から出たその瞬間から、○ヨさんにとってはそれが真実。

だから、いくら間違いを理屈で指摘して認めさせようとしても、絶対に○ヨさんが認める事はない。

そんな事は、もうとっくにわかってはいたんですけどね。(^-^;

それがどんなに理不尽な事であっても我慢する、「忍耐力」が必要なのかも知れませんね。


そうそう、認定員さんが帰られた後、○ヨさんが私にためらう事もなく見せてくれた備忘録メモには、

「○○子はどうしておとうさんにうそをつくの?○○子はうそつき!」と書いてあり、

「うそつき!」と鉛筆で書いた上に、赤いマジックで重ね書きがされていました。(^-^;


認定員さんが帰られてから、私は夫に目で促されて、○今さんのところに借金返済に行く事にしました。

お借りしたのにまだ返済されていないと言われた3900円を封筒に入れて準備して来ました。

それを○今さんにお返しに行かなくてはいけません。

○ヨさんには、「煙草を買いに行ってきます。」と小さな嘘をついて、私は家を出ました。

すると、○今さんがどこかに出掛けるようで、前の道を歩いて行くところでした。

○今さんも私にすぐに気付いたようで、少し先で立ち止まって私を待っていました。

持参した封筒を差し出し、「義母がお借りしていたお金です。ご迷惑をお掛けしました。」と渡します。

「返してもらわなくても良かったんだけどね。」と言いながら、○今さんは封筒を受け取りました。

お金の入った封筒と交換するように、私のバッグに自分のバッグから出した飴を3粒入れました。

「また泣きついてきても、もう絶対に貸さないで下さいね。」とお願いして○今さんと別れました。


○ヨさんの家に帰ると、テーブルの上には用意して行った昼食用の食料が並べられています。

夫はすぐに、いつもの牛丼を食べに出掛けました。

○ヨさんと二人での昼食ですが、○ヨさんは滅多に私と一緒に昼食は食べません。

私が帰った後に、○ヨさんが一人で私が持って行った物を食べるのです。

夫が牛丼屋さんから帰ってきたので、私達も自宅に帰る事にしました。


私が準備して行った生活費を夫が○ヨさんの目の前で数え、夫から○ヨさんに手渡しました。

帰る前に、○ヨさんに「2時に美容院の予約を入れてあるから、忘れないで行ってね。」と伝えます。

○ヨさんは、返事をしないで、空のお財布を開けたり閉めたりしてアピールしています。

私達が黙っていると、「だって、お金がない・・・。」と言いました。

「美容院は予約を入れて、お金も払ってあるから、行けばいいだけなんだよ。」と夫が言います。

それを聞いて安心したのか、○ヨさんは、自分のお財布をバッグにしまいました。


私達が「じゃ、帰るからね。」と言って○ヨさんの家を出たのは午後1時30分頃でしょうか。

午後1時45分、帰る途中の車中で、○ヨさんが忘れずに美容院に行くように、電話を入れました。

何度呼び出し音が鳴っても、○ヨさんは電話に出ません。もう美容院に行ったのかな?

10分後にも電話を入れましたが、○ヨさんは電話に出ませんでした。


念のため、午後2時15分、今度は美容院に電話を入れてみました。

「○倉の嫁ですが、義母はそちらにちゃんと行きましたでしょうか?」

「ああ、大分前にいらして、今、やっているところですよ。」

「そうですか、ありがとうございます。よろしくお願いします。」と言って電話を切りました。

○ヨさん、美容院には時間前にちゃんと行ったようですね。



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