お嫁さんはライバルですからね。
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認定調査が終わって、認定員さんがお帰りになる時に、夫が質問をしました。
「嫁が毎週ここに来て面倒を看てくれているのですが、最近、嫁の悪口や、頻繁に嘘をつくんですよ。」
「つい嘘をついた事を問い詰めたり、怒ったりしちゃうんですけど、無駄なんですかね?」
夫のその質問に認定員さんがボソッと答えました。
「おかあさんにとって、お嫁さんはライバルですからね。」
「いくら正論翳して問い詰めたとしても、おかあさんが自分の嘘を認める事はもうないですよ。」と。
今までそんな事を考えた事はなかったのですが、○ヨさんは私をライバル視してる?
そっか、夫は○ヨさんにとって、大事な大事な息子。
そして、私はその大事な大事な息子をおかあさんから取った嫁ですものね。
大事な息子が、その嫁を庇えば庇う程、○ヨさんにとって、嫁の私が憎くなる。
(浮気された妻が、浮気した張本人の夫よりも、浮気相手の女性を憎むのと似ているのかも)
要するに、○ヨさんが○○子嘘をついたと言い出したのは、○ヨさんの私への「嫉妬」が原因?
以前は「○雄」と呼んでいた○ヨさんでしたが、いつからか夫を「おとうさん」と呼ぶように。
それは、いつ頃からだったかなぁ・・・。でも、お義父さんが亡くなってからだという事は確かですね。
私は息子をもった事がないので、母親の息子に対する感情が全くわかりません。
でも、息子を持った友人や義妹の事を考えると、息子に対する感情は、確かに特別なのかも知れません。
嫁はライバル・・・、認定員さんの仰る事が、真実なのかも知れませんね。
私が掛かって来た電話に出ると無言で電話を切っても、夫が出るとちゃんと話すのも、納得ですね。
83歳になっても、○ヨさんは「女」なんですね。
○ヨさんがお隣の○島さんを大嫌いなのも、○島さんには今でも定期的に訪ねて来る男性がいる、
きっと、○ヨさんの「女としての嫉妬」からなんでしょう。
また、自分がついた嘘であっても、口から出たその瞬間から、○ヨさんにとってはそれが真実。
だから、いくら間違いを理屈で指摘して認めさせようとしても、絶対に○ヨさんが認める事はない。
そんな事は、もうとっくにわかってはいたんですけどね。(^-^;
それがどんなに理不尽な事であっても我慢する、「忍耐力」が必要なのかも知れませんね。
そうそう、認定員さんが帰られた後、○ヨさんが私にためらう事もなく見せてくれた備忘録メモには、
「○○子はどうしておとうさんにうそをつくの?○○子はうそつき!」と書いてあり、
「うそつき!」と鉛筆で書いた上に、赤いマジックで重ね書きがされていました。(^-^;
認定員さんが帰られてから、私は夫に目で促されて、○今さんのところに借金返済に行く事にしました。
お借りしたのにまだ返済されていないと言われた3900円を封筒に入れて準備して来ました。
それを○今さんにお返しに行かなくてはいけません。
○ヨさんには、「煙草を買いに行ってきます。」と小さな嘘をついて、私は家を出ました。
すると、○今さんがどこかに出掛けるようで、前の道を歩いて行くところでした。
○今さんも私にすぐに気付いたようで、少し先で立ち止まって私を待っていました。
持参した封筒を差し出し、「義母がお借りしていたお金です。ご迷惑をお掛けしました。」と渡します。
「返してもらわなくても良かったんだけどね。」と言いながら、○今さんは封筒を受け取りました。
お金の入った封筒と交換するように、私のバッグに自分のバッグから出した飴を3粒入れました。
「また泣きついてきても、もう絶対に貸さないで下さいね。」とお願いして○今さんと別れました。
○ヨさんの家に帰ると、テーブルの上には用意して行った昼食用の食料が並べられています。
夫はすぐに、いつもの牛丼を食べに出掛けました。
○ヨさんと二人での昼食ですが、○ヨさんは滅多に私と一緒に昼食は食べません。
私が帰った後に、○ヨさんが一人で私が持って行った物を食べるのです。
夫が牛丼屋さんから帰ってきたので、私達も自宅に帰る事にしました。
私が準備して行った生活費を夫が○ヨさんの目の前で数え、夫から○ヨさんに手渡しました。
帰る前に、○ヨさんに「2時に美容院の予約を入れてあるから、忘れないで行ってね。」と伝えます。
○ヨさんは、返事をしないで、空のお財布を開けたり閉めたりしてアピールしています。
私達が黙っていると、「だって、お金がない・・・。」と言いました。
「美容院は予約を入れて、お金も払ってあるから、行けばいいだけなんだよ。」と夫が言います。
それを聞いて安心したのか、○ヨさんは、自分のお財布をバッグにしまいました。
私達が「じゃ、帰るからね。」と言って○ヨさんの家を出たのは午後1時30分頃でしょうか。
午後1時45分、帰る途中の車中で、○ヨさんが忘れずに美容院に行くように、電話を入れました。
何度呼び出し音が鳴っても、○ヨさんは電話に出ません。もう美容院に行ったのかな?
10分後にも電話を入れましたが、○ヨさんは電話に出ませんでした。
念のため、午後2時15分、今度は美容院に電話を入れてみました。
「○倉の嫁ですが、義母はそちらにちゃんと行きましたでしょうか?」
「ああ、大分前にいらして、今、やっているところですよ。」
「そうですか、ありがとうございます。よろしくお願いします。」と言って電話を切りました。
○ヨさん、美容院には時間前にちゃんと行ったようですね。
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