気持ちはいつもケセラセラ♪

5年に渡る姑の介護記録とその後の私の徒然日記

やっぱりあなたはアルツハイマー

ご訪問ありがとうございます。


今も雨は降っていますが、午後からの雨は凄かったですね。

雷と強い雨で車もいつもよりゆっくりと運転せざるを得ませんでした。


今日は義母○ヨさんの所に生活費を持って行く日でした。

夫も行くはずでしたが、今夜も、そして続けて明日の朝からも仕事になりました。

だから、結局、私1人で行く事になりました。


昨日、一昨日の電話でのやり取りもあるので、ちょっとだけ憂鬱でした。

でも、生活費を持って行かない訳にはいかないので、1人で○ヨさん宅に向かいました。


通院がある訳でもないし、ゆっくり行けばいいと思い、途中で寄り道をしました。

寄ったのは、足立区にあるABS卸売センターというお店です。

そのお店は以前八潮に住んでいた頃にたまに行っていたお店で、

テレビでも紹介されたりしている倉庫販売のようなお店です。

100均で売っているような品物が、そこでは税別ですが68円で手に入ります。

セリアなどで売っているようなオシャレな物はありませんが、普通の雑貨なら大分お得です。

結局、そこではクラフト封筒や綿棒、シール容器など、計25品を購入しました。

これだけ買っても、税込み価格は1762円です(*^^)v


あとは、缶詰や手作り佃煮セットなどの比較的長期保存の出来る物を購入しました。

毎週池袋に通っているのですから、月に一度くらいは寄ってもいいかな。


そんな寄り道をしていたので、○ヨさん宅に到着したのは午後2時半になってしまいました。

玄関を開けた○ヨさんは、なんだか寝ぼけた顔をしていました。

最近、いつも寝ぼけた顔で出迎えます。

「寝てたの?」と訊くと「横になってた。」と言いますが、寝ていた気配はありません。

リビングには、派手な着物と帯が広げられていました。

着物と帯を広げて、一体何をするつもりだったのでしょうねぇ・・・。


今日の○ヨさんは、やっぱりご機嫌がよろしくありません。

私が○崎さんに電話を入れた事に相当腹を立てているようです。

でも、私が確認の電話を入れたからこそ、○ヨさんは今回ゴルフに行けたのです。

○ヨさんは、そのところ、全然わかってないんだなぁ。

色々話しているうちに、ちょっと、言い合いみたいになってしまいました。

いかん、いかん、アルツハイマーの人と同じ土俵に上がってしまった。


「今日は○美ちゃんの命日だね。」と話題を変えてみました。

すると、○ヨさんは、今までのけんか腰の態度を急変。

「そうなのよ。だから、さっきも○美ちゃんの写真を見てたのよ。」

「この写真の○美ちゃん、本当にいい顔してるでしょ?」

(良かった、少し、気持ちが落ち着いたみたい)


持って行った1週間分の生活費とビールと湿布薬を○ヨさんに渡しました。

そして、生活費とは別に、「4月と5月分のお小遣い」と書いた封筒に入れた2万円を渡しました。

「このお金はね、4月に入った年金から、次の年金が出るまでのお義母さんのお小遣いよ。」

「美容院代にしてもいいし、何か欲しい物を買ってもいいし、自由に使っていいお金よ。」

そう私が言うと、今まで般若のような顔だったのに、バーッと笑顔が広がりました。

「良かったぁ。髪の毛が真っ白になっちゃって、本当に気になってたのよ。ありがとね。」


夫からは、生活費とは別に、お金が欲しいと言われたら1万円を渡すように言われていたけど

1万円では美容院でパーマとヘアダイは出来ません。

となると、1万円は別の事に使ってしまい、また美容院代を請求されるかも知れません。

「今回の年金からはこれっきりよ。」と言って、2万円を渡した方がいいでしょう。


さて、渡すものは渡したので、用事は済みましたから帰宅します。

玄関の所で手を振って別れたのですが、パーキングで車に乗ろうとしたら

わざわざ○ヨさんがパーキングまで追いかけて来てお見送りです。

2万円のお小遣いがよっぽど嬉しかったのでしょう。

でも、「4月の年金からはこれっきり」という事を、いつまで覚えているでしょうね・・・。


そう言えば、話をしている時に、

「アンタのお母さんとこの前会ったときに・・・」という話が○ヨさんから出ました。

私のおかあさんと会ったの?電話で話しただけなんじゃない?と訊いても

「確かにこの前、アンタのお母さんと会った。」と言い張ります。

でも、私の母と○ヨさんが最近会ったという事は絶対にありません。

○ヨさんの話の内容は、私が実家から電話を入れた時に、少しだけ、母と○ヨさんが話した内容です。


○ヨさん、やっぱり、あなたはアルツハイマーなんですよ。

自分で言った事も忘れちゃうし、電話で話したのか、会って話したのかもわからなくなっちゃう。

自分の記憶違いだったと、それを自覚するのも、もう無理なんでしょうね。




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