今日の電話は本当の話
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夜７時１０分、こちらから入れる定例電話の前に、○ヨさんから電話が掛かって来ました。
昨日お金を渡したばかりで、今日は電話が掛かって来ないなぁと思っていたのに、何でしょう。
「もしもし、あのね、ゴルフの友達から電話が掛かって来て、急に出かける事になったから・・・」
（ん？出かける事になったから、お金が欲しいって事でしょうか？）
「それで、ちょっとお金が必要なのよ。」
（ああ、やっぱりお金が欲しいっていう電話だったのですね・・・。）
ちょっと待ってね、今、○っちゃんに代わるから。
私は目の前に居る夫に、すぐに受話器を渡しました。
２人の話の内容ですが、
ゴルフに行くからお金が欲しいという○ヨさんに対して、
歩くのに足を引きずるほど痛いと言っているのにゴルフなんか出来ないでしょ？と夫。
ゴルフはしないけど、集まりには出たいと言う○ヨさん。
夫は、ゴルフに誘われていること自体が嘘だと思っています。
美容院に行きたいから、そんな嘘をついてお金を貰おうとしているって。
それなら、ゴルフに誘ってくれている友達の名前と電話番号を教えるようにと夫が言うと
○ヨさんは、最初は渋っていましたが、結局、名前と電話番号を教えてくれました。
○ヨさんが現役時代に同じ係りで働いていて、今も現役の○崎さんという男性の方のようです。
その方に電話で内容を確認して、その話が本当で、○ヨさんを連れて行ってくれるのならば
明日の朝早くにお金を届けるよと、○ヨさんに約束しました。
夫は○ヨさんから教えて貰った番号に、事情を聞くために、早速私に電話を掛けさせました。
留守番電話の応答メッセージが流れたので、メッセージを残します。
「○○の嫁ですが、義母がいつもお世話になっております。」
「ゴルフの事で、お聞きしたいことがございますので、折り返しこの番号にお電話下さい。」
５分ほどすると、○崎さんから電話が掛かって来ました。
２週間前に、今回のゴルフに誘ったのは本当の事で、今日は出欠の最終確認の電話をしたそうです。
○ヨさんが、アルツハイマーで要介護認定を受けていることや、足の具合などを話しました。
でも、今回は、折角ですから、一緒に連れて行ってあげて下さいとお願いしました。
その電話を切ると、夫は○ヨさんに「明日の朝、お金を持って行くよ。」と電話を入れました。
「でも、もう、美容院に行く話はないからね。美容院はしばらく我慢してよ。」
ゴルフ友達と出かけたい○ヨさんは、すぐに「うん、いいよ。」と返事したそうです。
まぁ、ゴルフから帰って来たら、そんな約束は忘れてしまうと思いますが(^-^;
○ヨさんが、年金が出る前なのに、しきりに美容院に行きたがっていた理由がこれで解かりました。
２週間前に今回のゴルフを誘われていたから、バッチリキメてゴルフに行きたかったのでしょうね。
でも、美容院でのセットは今回は諦めて、自分でカーラーで巻いたと夫に言ってたそうです。
そうまでしても、痛い脚を引きずってでも、遊びに行きたい○ヨさん。
明日は、きっとゴルフ仲間と最後のお出かけでしょうから、いっぱい楽しんで来て下さいね♪
２月の年金は黒字で終わるはずだったけど、やっぱり無理だったようですね。
ま、４月の年金は黒字で終われるように、頑張りましょうね(^.^)
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