咄嗟につく小さな嘘
2015年2月13日
年金支給日のお昼過ぎ、デパートの紙袋を抱えて帰宅した○ヨさん。
明らかに動揺している顔で、夫と私がいるリビングに入って来ました。
「あら、来てたの?」
来てたの?じゃないよ。どこ行ってたのよ?と夫。
「病院に行って来た。」
あぁ、この間から言ってた眼医者さんで目薬を貰いに行って来たの?と私。
「いや、眼医者じゃなくて・・・江夏さん(前かかっていた内科医)に行こうとしたけど。」
行こうとしたけど、結局は行かなかったということのようです。
でも、それは、いつも○ヨさんが咄嗟につく、小さな嘘だということはわかっています。
夫 :今日は病院の通院日ってカレンダーに記してあるでしょう?
○ヨ :・・・。
年金が出てるよって、郵便局の窓口のお姉さんが教えてくれたから下ろして来た。
夫 :もう下ろして来たの?いくら下ろして来たの?
○ヨ :5万円・・・。
夫 :年金出ても1万円しか下ろしちゃダメだよって言っておいたでしょ?
前回だって、2か月分の年金を1ヶ月で使っちゃったでしょ?
○ヨ :だから○○子に渡しておこうと思って・・・。
夫と○ヨさんの会話は続いていましたが、私は薬局に頼んでいた薬を受け取りに行きました。
薬局で薬を受け取り家に戻ると、○ヨさんは私に1万円札を3枚差し出しました。
そして、1万円札1枚を、○ヨさんは普段は使わないカード入れのような物にしまいました。
差し出された3万円は、取り敢えず私が預かっておきましょう。
○ヨさんに持たせておくと、またすぐに使ってしまうかも知れませんから・・・。
そろそろケアマネージャーさんがいらっしゃる時間です。