「年金、何十万もおりてるでしょ?」って・・・。
こんばんは。
ご訪問ありがとうございます。
「とにかく、土曜日にはお金を持って行くから、それまではなんとか我慢してね。」
そう言って木曜日の○ヨさんとの電話は終わりました。
ところが、金曜日の午前8時40分、また○ヨさんからの電話です。
私 :はい。
○ヨ:もしもし。私。
私 :はい。おはよう。
○ヨ:おはよう。いやぁ、ホントに困っちゃうよ。
私 :だから、お金でしょ?お金は明日じゃないと持って行けないのよ。
○ヨ:ああ、本当。いや、ほ~んとに、食べる物何にもなくて・・・。
私 :お財布は見つかったの?
○ヨ:見つからないから今○○子に話したんだ。
ないんだよね。昨日、1日探したんだけど、ない。
私 :持って行ったカップラーメンはもうみんな食べちゃったの?
○ヨ:カップラーメンも食べた。
私 :全部食べちゃったの?
○ヨ:いや、あるよ。
私 :あるなら、まだ食べる物あるじゃない。
○ヨ:うん。いや、町会費って集金に来たからさ。
私 :町会費の集金はまだだからね。集金は5月だから。
○ヨ:5月?もう、こんな思いするの、初めてだよ。
まぁ、○○子に言ったって、○○子も困るだろうから。
本当に、どうしようもないね。
私 :お金はとにかく明日持って行くから。ねっ。
○ヨ:はい。悪いね、○○子。ホントにどうしようもないね。
人から借りるわけにも行かないし。
私 :そうだよ。人から借りたら絶対にダメだからね。
人から借りちゃったら、私たちもう手を出せないからね。
○ヨ:そうね。アンタたちに迷惑掛かるもんな。
私 :そうよ。だから、絶対に人からお金は借りちゃダメよ。
○ヨ:うん。借りないようにして、そこらにあるの食べてるよ。
だから、持ってきてくれたのがあるでしょ?それ食べてるけど。
どうしてこんななんだろうなぁ。
私 :それがお義母さんの病気だから、しょうがないよ。
忘れちゃう事がお義母さんの病気だからね。
○ヨ:私が悪いの?
私 :悪いんじゃなくて、病気だから。
○ヨ:病気ってことないでしょう。
私 :病気なんだって。お義母さんはどんどん物を忘れて行くっていう病気なの。
○ヨ:忘れるって、昨日だって一生懸命探したんだよ。
財布はテーブルの上にしか置かないよ。
私 :でも、この前も、自分でしまったカレンダー、どこにしまったか忘れちゃったでしょ?
ゴミ箱から出して食器棚の引き出しにしまったのに、2分もしないのに覚えてなかったでしょ?
だから、そういう病気なんだから、しょうがないよ。
○ヨ:一銭もお金もないしな、何でこんなアレなんだろう。
年金もおりるでしょ?年金、何十万もおりてるでしょ?
私 :何十万もおりないけどね。
お義母さんの年金は2か月分で20万、1カ月では10万だからね。
それで病院や薬代、公共料金に家賃、食費、冬は灯油も掛かるんだから、本当は赤字なのよ。
○ヨ:どうしてこんな目に遭うんだろうなぁ。ウチに置いてたのに。
私 :だから、お財布は家の中のどこかにあるよ。置いたところを思い出せないだけで。
○ヨ:なるべく○○子に迷惑掛けないようにしてるつもりなんだけどね。
私 :だから、明日はお金持って行くし、お財布も一緒に探すからね。
○ヨ:昨日も1日、一生懸命探してたよ。
でも見つからないんだから、誰かが持ってったしか考えられないんだよ。
私 :でも、お義母さんはどこにも出掛けてないんでしょ?
いつも、「だ~れも来ないし、電話も掛かって来ないよ。」って言ってるじゃない。
とにかく、明日はお金持って行くから、今日1日は我慢してね。
○ヨ:はい、わかりました。
その後もまた電話が掛かって来るかな?と思っていたら、掛かって来ませんでした。
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