気持ちはいつもケセラセラ♪

5年に渡る姑の介護記録とその後の私の徒然日記

「今度は別のバッグを持って行った。」と義母

こんばんは。

ご訪問ありがとうございます。


今日も仕事の予定がない夫は朝食を食べると、また二階に上がって二度寝

11時頃降りて来たのですが、11時14分に固定電話が鳴りました。

ナンバーディスプレーには「○ヨ」の文字が・・・。

夫が受話器を持ち上げ、電話に出ました。


夫 :はい、もしもし。

○ヨ:あ、○○子居る?

夫 :居るよ。ちょっと待って。


ん?いつもなら、私が出ると、すぐに「おとうさん居る?」と言う○ヨさんが、

夫が電話に出たのに、すぐに「○○子居る?」って・・・。

きっと、また、何かが無くなって、「○○みが持ってった。」って話かな?


私 :はい、もしもし。どうかした?

○ヨ:はぁ~、また、○○みが来たんだよ。

   今度は、別のバッグを持って行った。

私 :えっ?またバッグが見つからないの?

○ヨ:そうなんだよ。今度は私がいつも持ち歩いてる黒いバッグ。

   中に保険証とか区民センターの会員証とか、大事な物がいっぱい入ってる。

私 :お義母さんがいつも持ち歩いてる、あの黒いバッグがないの?

○ヨ:そう。あのバッグ。それが何処を探してもないんだよ。

   おとうさんに言うと心配するから、アンタだけに言っておくんだけど。

   ○○みはいつここに来たんだろうねぇ。

   あれがないと、本当に困っちゃうよ。

   アンタ、これからこっちに来れる?

私 :今日は、実家に行かなくちゃいけないのよ。

   母を明日病院に連れて行かなくちゃいけなくて。

○ヨ:そう・・・。じゃ、いいわ。

私 :でも、絶対にどこかにあると思うから、よく探してみてね。


夫が私と○ヨさんのやり取りを傍で聞いていて、電話を替われと言っています。

私 :ちょっと待ってね。お義母さん、○っちゃんの声聴きたいんでしょ?

   今、替わるから。

そう言って、私は夫に受話器を渡しました。


夫 :もしもし。何?また、何かが無くなったの?

○ヨ:うん。私がいつも持ち歩いてる黒いバッグ。

   保険証とか、大事な物が入ってるバッグなんだよ。

夫 :それで?誰が持って行ったって?

○ヨ:・・・・・。

夫 :○○子に、○○みが持ってったって言ったんでしょ?

   おかあちゃん、何かが無くなって、○○みが持ってったって言うときは、

   病気が出てるんだよ。その時は、おかあちゃん、バカになってるんだよ。

○ヨ:じゃあ、誰が持ってったのよ?

夫 :よく探してみなよ。絶対あるから。

   とにかく、おかあちゃんの頭に○○みが出てきた時は、バカになってるんだからね。

○ヨ:・・・・・・ガチャン!!


言うと叱られるので、○ヨさんは絶対に夫には「○○みが・・・。」とは言いません。

でも、電話の会話を傍で聞いていれば、すぐにわかることです。

「何?お前に『こっちに来い』って言ったの?」と夫。

「うん。『アンタ、これからこっちに来れる?』って。」と言うと、

「今度は、そうやって、何かがなくなるとお前を呼ぶようになったのか・・・。」と夫。

「確かに、あのバッグがなくなったら困ると思うけど、絶対にあるからね。」


そんな話を夫としていると、11時34分、再び○ヨさんからの電話です。

今度は夫ではなく、私が電話に出ました。


私 :はい、もしもし。

○ヨ:あ、○○子?あったよ、バッグ。

私 :そうなの?良かった。何処にあったの?

○ヨ:あっちこっち探したんだけど、椅子の下にあったよ。

私 :そうなんだぁ。見つかって良かったね。

   大事な物が入ってるんだもんね。

○ヨ:うん。そうなのよぉ。でも、見つかってホント良かったぁ。

   ○○みが持ってったって言って、悪かったね。

   おとうさんにも謝っておいてね。

私 :わかったわ。言っておくね。

○ヨ:ありがとね。じゃあね。

私 :はい。じゃあね。


今回は私が行って探さなくても、なんとか自分でみつけたようです。

無くなったバッグが見つかったので、これで安心して実家に行けるとホッとしました。


夫のお昼の支度をして、家を出発したのは午後1時でした。



最後まで読んで下さってありがとうございます。
アルツハイマー病ブログランキングへ 人気ブログランキングへ

よろしければ、こちらのブログも覗いてみてね♪
    ↓
本音で語るブログ