気持ちはいつもケセラセラ♪

5年に渡る姑の介護記録とその後の私の徒然日記

義母のノート

ご訪問ありがとうございます。



「ほら、私は毎日の事をちゃんと書いているんだよ。見てよ。」と差し出されたノート。

確かに毎日、3~4行、平仮名だけで書かれている日記です。

パラパラとめくりながら読んでいると、平仮名だけで読みにくいけれど、超面白い。


・○月○日、何でこんな目に遭うの?早く死にたい。おとうさんはいいけど○○子きらい。

「○○子、きらいって書いてあるよ。まぁ、嫌いなんだろうね、嫁だからね。」

「そうじゃないよ。その時は何か嫌な事があったんだよね。」と○ヨさん。


・○月○日、お金なし。○○子、嘘つき。何も迷惑掛けていないのにおとうさんに叱られた。


・○月○日、お金なし。おとうさん電話くれた。○○子、嘘つく。

「私が何嘘ついたんでしょう。毎日お金ないって書いてあるね。渡しに来てるのに。」

「いや、渡さないですぐ帰った時もある。」

「毎週渡してるでしょ。私が何の為に毎週来てるの?お金渡すために来てるんでしょ?」


・○月○日、○○子来たけど、食べ物買っておいたけど、お金貰わない。


・○月○日、お金、何もない。弁当はもうイヤ。


・○月○日、お金なし。モチ、借り。1000円。(赤ペンでスミと書いてある。)

「スミと書いてあるでしょう?」と○ヨさん。「スミって言うのはお義母さんの字ね。」


「お金なし、お金なしって書いてあるけど、何で毎日お金なし、なの?」

「毎週、お金を渡しに来てるのに、どうして毎日お金なしなの?」

「ない時もあったの。でも、それはウソは書いてない。」と○ヨさんの返事。


・○月○日、1000円だけある。年金8月15日入る。
  
 20万円なのに、なんでもらえないの?

「お義母さんが使っちゃうから。」

「ははは、それはしょうがないね。」と○ヨさん。


・○月○日、弁当来たけど、もうイヤ。ハンバーグ弁当。


・○月○日、○○子、いないうちにドレス戻る。

「居ないうちにドレスが戻ったんじゃないじゃない。」

「私が見つけたんじゃない、お義母さんが押し入れにしまってあったのを。」


・○月○日、○○子、うそつき、うそつき、うそつき


・○月○日、お金何もない。ラーメン食べた。おとうさん(○○子)来てくれる。

 ○○子はつよい。死んだら化ける。


・○月○日、夜、弁当来た。お腹空くと嫌な事ばかり。


・○月○日、弁当来た。やっぱり、おいしいね。


「私のアレだから、見なくたっていいよぉ。見ると面白い?」と○ヨさん。


「うん。面白い。○○子嫌いとか○○子意地悪とか、○○子強いとか書いてあって。」


こんな事書かれて腹が立つ、とかじゃなくて、本当に読んでいて笑っちゃうのです。


「アンタにウワっと言われると怖いよ。そうじゃないのにそうだって言われたらさ。」


「元々、私は自分で性格は人より優しいと思うけど、確かに口調は強いからね。」と私。

「うん。それはわかってる。」と○ヨさん。


「私は言うべき時は、ズバっとハッキリ言うからね。」と私。


「それはね。でも、前はそんなじゃなかったの。○○子は前はすごく優しかったよ。」


「そりゃ、前はお義母さんともっと遠かったからよ。心の距離があったから。」

「こんなに頻繁に会う事もなかったから、余計な事も言わなかったんだと思うけど。」

「でも、今はそういう訳には行かないでしょう?」


「今日のところに、『○○子にバカって言われた』って書いとけば?」(⌒▽⌒)アハハ!


「そう言うとね、おとうさんはアンタを庇うの。」と○ヨさん。

「大丈夫よ。全部録音してあるから。」

「私が言ったこともお義母さんが言った事も、全部おとうさんに聴かせるから大丈夫。」

「私はお義母さんが言った事だけ言って、自分だけがいい子になったりしないから。」


「そりゃ、わかってるよ。だから、○○子、○○子って私が言うんでしょ。」

「おとうさんと電話で話しても、○○子と話したいって言うんでしょ。」


「こうやって私が毎週来るようになって、私が来なくなったら寂しいでしょ?」

「当たり前じゃないの。○○子が来なくなったら寂しいに決まってるよ。」


嫁と姑なんですが、実の娘とその母親のような関係になりつつあるようです。(^-^;




最後まで読んで下さってありがとうございます。



よかったら、こちらのブログも覗いてみてね♪
    ↓
本音で語るブログ