気持ちはいつもケセラセラ♪

5年に渡る姑の介護記録とその後の私の徒然日記

その思考に共感することは殆どない。

こんばんは。

ご訪問ありがとうございます。


午前10時07分、○ヨさんから電話が掛かって来ました。

出ようと思ったら切れてしまったので、こちらからすぐに掛け直しました。


○ヨ:はい。

私 :もしもし。電話くれた?

○ヨ:うん。掛けたんだけど、切れちゃったから。

私 :もたもたしてて、出たら切れちゃったのよ。どうかした?

○ヨ:あのね、ここにさ、いちごミルクっての、あるんだよ。

   それ、美味しかったからさ。

私 :いちごミルクって何?パン?

○ヨ:パン。パンみたい。

私 :いちごミルク・・・。聞いたことないんだけど。

○ヨ:あのね、いちごミルクデニッシュって書いてある。

   袋があるんだよ。食べた後なんだけどさ。

   美味しかったからさ、売ってるんだったら欲しいなぁって思って。

   電話のとこにさ、置いてあったんだよ。

私 :それさ、お義母さんがローソンかなんかで買って来たんじゃないの?

○ヨ:ううん、違うの。食べたらさ、すごく美味しからと思って電話したのよ。

私 :じゃ、お店で見てみるけど、見つからなかったら今度行った時、その袋見せて。

   だから、袋は捨てないで取っておいてね。

○ヨ:うん。おとうさん、居るの?

私 :居るよ。喋るの?

○ヨ:うん。

私 :じゃ、ちょっと待ってね。


傍で電話の会話を聴いていた夫は、とてもイライラしています。

でも、○ヨさんが話したいと言うので、とりあえず、夫と電話を替わりました。


夫 :何よ?

○ヨ:何ともないけどね。

夫 :何ともなかったら、こんな変な電話、しないの!

○ヨ:はい、わかりました。

夫 :自分が買ってきておいて、食べたんだよ、それ。

○ヨ:うん。

夫 :ねっ。それ、忘れてるの。

○ヨ:あ、そう。

夫 :うん。そんな事言われても、こっち、困っちゃうから。

○ヨ:はい。ごめんね。

夫 :うん。悪いよ。ごめんね、じゃないよ。

○ヨ:はい。すいません。じゃ、切ります。

夫 :はい。

○ヨ:ありがとね。


○ヨさんが電話を切った後、夫はドン!とテーブルを思い切り叩いて八つ当たり。

「ホント、頭くるんだよ。早く死んでくれないかな。」


実は、電話が掛かって来る前、二人でフジテレビの「ノンストップ!」を観ていました。

番組では撮影中の事故が原因で車椅子生活になってしまった俳優さんを取り上げていました。

事故前は「リポビタンD」のCMに出る程のスポーツマンだった滝川英治さんでした。

脊髄損傷の後遺症で、麻痺が残り、車椅子生活を余儀なくされてしまった。

それでも一生懸命リハビリに励み、今月から仕事にも復帰されたという。


不幸な事故で突然障碍者となり、でも前向きに必死で頑張っている人を私は心から尊敬します。

でも、夫はそういう障碍者を扱った番組や、障害を持つ人を見ることに昔から抵抗があるようです。

「こんなの、番組で取り上げなきゃいいのに。」と夫はブツブツ言っていました。

夫は「病気の人や、障害を持つ他人」に対する思いやりに欠ける人なんだな、と思います。

多分、○ヨさん自身も、夫と同じように、他人への思いやりに欠ける人なんだと思いますが。



認知症になり、作話をしたり、物忘れで何度も同じことを繰り返したりする○ヨさん。

自分の親であっても、そんな○ヨさんが夫には「イライラする対象」になっているのだと思います。

物事に対する夫の思考は容易に想像出来ますが、私がその思考に共感することは殆どないですね。




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