気持ちはいつもケセラセラ♪

5年に渡る姑の介護記録とその後の私の徒然日記

あえて「お義母さんは忘れちゃう病気」と言いました。

こんにちは。

ご訪問ありがとうございます。


こちらは良く晴れています。

東京では初雪?テレビの映像を見てビックリです。


午前9時37分、○ヨさんからまた電話が掛かってきました。

昨日の電話で、今日行く事を伝えておいたのを忘れているのでしょうね。


私 :はい。

○ヨ:もしもし。

私 :はい。

○ヨ:○○子?

私 :うん。

○ヨ:あ~、良かった。

私 :何?

○ヨ:本当に困ったよ~。○○子、いつ来る?

私 :だから、今日行くって、昨日言ったでしょ?

○ヨ:ああ、わかった。ああ、良かった~。

私 :お財布、見つからないの?

○ヨ:うん。ないよ。

私 :行ったら一緒に探すから。

○ヨ:うん。でも、来て探しても・・・。いくら探したってない。

私 :何色の財布がないの?

○ヨ:ピンク色だよ。ピンク。あとね、小銭入れなんだよね。

私 :小銭入れ?

○ヨ:ホラ、小さい、小銭入れるじゃない。

私 :それは何色のやつなの?

○ヨ:ちょっと茶っぽいの。

私 :ふ~ん。だから、今はまだ実家に居るから、午後にそっちに着くから。

○ヨ:はい。

私 :だから、それまで待ってて。ねっ。

○ヨ:一銭もないもんね。ほんとに。どういう事?

   今、いくら探してもないんだよ。

   探すなんて言ったって、場所はわかってるんだからさ。

私 :う~ん。

   誰も行かないから、お義母さん、どこかに入れて忘れちゃったんだと思うんだよね。

   だから、探せばあると思うから。

○ヨ:何にも食べてないよ。

私 :何も食べてなくないでしょ?

   だって、昨日、夕方ちゃんとお弁当届いたでしょ?

○ヨ:ああ、お弁当は食べたよ。

   ホント、嫌なことばっかり。どうしてこんな目に遭うのかな?

私 :まぁ、病気だからね。忘れちゃう病気だから。

   何か物をどこかにしまっても、忘れちゃうのが病気だから、お義母さんの。

○ヨ:人を病気にしないで下さいよ。まだ、しっかりしてますから。

私 :だって、病気って言われてるんだから、お医者さんから。

○ヨ:そう言われてる?

私 :うん。そういう病気だって言われてるんだから。

○ヨ:よく言うねぇ。まだそこまでボケてないよ。

私 :そういう病気なんだってば。

○ヨ:う~ん。○○子にそうやって突っかかってもしょうがないから。

   ○○子にばっかり。○○子が近くにいたらな~って。

   何にもアレだもんね。

私 :じゃ、午後になったらそっちに行くから。

   そうしたら、一緒に探すからね。

○ヨ:はい。

私 :うん。じゃ、待っててね。

○ヨ:無理しないで。

私 :うん。

○ヨ:私は病気じゃないから。しっかりしてるのにね。

   何でこんな目に遭うのかな?って。

私 :うん。一緒に探すから、待ってて。ねっ。

○ヨ:探すったって、探しようがないよ。

   何でこんな目に遭うの?まだ、そこまでボケてないよ。

私 :でも、誰もそこには行ってないんだからさぁ。

○ヨ:まぁね、しょうがないね。

   でもね、○○子に話すればね、いくらか気持ちがね、和やかになる。

私 :わかったからさ、今日、午後行くから、待ってて。ねっ。

○ヨ:はい。悪いねえ。ありがと。

私 :じゃ、後でね。

○ヨ:はい。


もう、○ヨさんの頭の中は「財布がない。」でいっぱいです。

また誰か(○○み?)のせいにしそうです。

言っても仕方がないけど、あえて「お義母さんは忘れちゃう病気」と言いました。

ホントは「どんどんボケちゃう病気」と言いたいところなんですけどね。(^-^;

それでも、○ヨさんは「自分はまだしっかりしてる。」と言い切ります。

認知症の人は「自分がボケてる。」とは絶対に認めない。

まだしっかりしてる人ならば、「もしかしたら、自分はボケちゃった?」と思いますが。

それに、○ヨさんは、異常なくらい自己肯定力の強い人ですからねぇ。


さてと、そろそろ支度して、○ヨさんのお財布探しに行きましょうか。





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