あえて「お義母さんは忘れちゃう病気」と言いました。
こんにちは。
ご訪問ありがとうございます。
こちらは良く晴れています。
東京では初雪?テレビの映像を見てビックリです。
午前9時37分、○ヨさんからまた電話が掛かってきました。
昨日の電話で、今日行く事を伝えておいたのを忘れているのでしょうね。
私 :はい。
○ヨ:もしもし。
私 :はい。
○ヨ:○○子?
私 :うん。
○ヨ:あ~、良かった。
私 :何?
○ヨ:本当に困ったよ~。○○子、いつ来る?
私 :だから、今日行くって、昨日言ったでしょ?
○ヨ:ああ、わかった。ああ、良かった~。
私 :お財布、見つからないの?
○ヨ:うん。ないよ。
私 :行ったら一緒に探すから。
○ヨ:うん。でも、来て探しても・・・。いくら探したってない。
私 :何色の財布がないの?
○ヨ:ピンク色だよ。ピンク。あとね、小銭入れなんだよね。
私 :小銭入れ?
○ヨ:ホラ、小さい、小銭入れるじゃない。
私 :それは何色のやつなの?
○ヨ:ちょっと茶っぽいの。
私 :ふ~ん。だから、今はまだ実家に居るから、午後にそっちに着くから。
○ヨ:はい。
私 :だから、それまで待ってて。ねっ。
○ヨ:一銭もないもんね。ほんとに。どういう事?
今、いくら探してもないんだよ。
探すなんて言ったって、場所はわかってるんだからさ。
私 :う~ん。
誰も行かないから、お義母さん、どこかに入れて忘れちゃったんだと思うんだよね。
だから、探せばあると思うから。
○ヨ:何にも食べてないよ。
私 :何も食べてなくないでしょ?
だって、昨日、夕方ちゃんとお弁当届いたでしょ?
○ヨ:ああ、お弁当は食べたよ。
ホント、嫌なことばっかり。どうしてこんな目に遭うのかな?
私 :まぁ、病気だからね。忘れちゃう病気だから。
何か物をどこかにしまっても、忘れちゃうのが病気だから、お義母さんの。
○ヨ:人を病気にしないで下さいよ。まだ、しっかりしてますから。
私 :だって、病気って言われてるんだから、お医者さんから。
○ヨ:そう言われてる?
私 :うん。そういう病気だって言われてるんだから。
○ヨ:よく言うねぇ。まだそこまでボケてないよ。
私 :そういう病気なんだってば。
○ヨ:う~ん。○○子にそうやって突っかかってもしょうがないから。
○○子にばっかり。○○子が近くにいたらな~って。
何にもアレだもんね。
私 :じゃ、午後になったらそっちに行くから。
そうしたら、一緒に探すからね。
○ヨ:はい。
私 :うん。じゃ、待っててね。
○ヨ:無理しないで。
私 :うん。
○ヨ:私は病気じゃないから。しっかりしてるのにね。
何でこんな目に遭うのかな?って。
私 :うん。一緒に探すから、待ってて。ねっ。
○ヨ:探すったって、探しようがないよ。
何でこんな目に遭うの?まだ、そこまでボケてないよ。
私 :でも、誰もそこには行ってないんだからさぁ。
○ヨ:まぁね、しょうがないね。
でもね、○○子に話すればね、いくらか気持ちがね、和やかになる。
私 :わかったからさ、今日、午後行くから、待ってて。ねっ。
○ヨ:はい。悪いねえ。ありがと。
私 :じゃ、後でね。
○ヨ:はい。
もう、○ヨさんの頭の中は「財布がない。」でいっぱいです。
また誰か(○○み?)のせいにしそうです。
言っても仕方がないけど、あえて「お義母さんは忘れちゃう病気」と言いました。
ホントは「どんどんボケちゃう病気」と言いたいところなんですけどね。(^-^;
それでも、○ヨさんは「自分はまだしっかりしてる。」と言い切ります。
認知症の人は「自分がボケてる。」とは絶対に認めない。
まだしっかりしてる人ならば、「もしかしたら、自分はボケちゃった?」と思いますが。
それに、○ヨさんは、異常なくらい自己肯定力の強い人ですからねぇ。
さてと、そろそろ支度して、○ヨさんのお財布探しに行きましょうか。
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