有り難い言葉に感謝です。
こんばんは。
ご訪問ありがとうございます。
午前9時半、自宅を出発しました。
いつものパーキングに行くと、今日は満車状態。
仕方がないので、明治通りの反対側の奥にあるパーキングに車を停めました。
パーキングから○ヨさん宅までは徒歩5分くらいです。
玄関の扉をノックしても○ヨさんの返事はありません。
留守かな?と、合鍵でドアを開けようとすると、「はい。」と○ヨさんが返事をしました。
「○○子です。」と言うと、ドアの鍵とチェーンを外してくれました。
「あれ?どうしたの?今日は来る日だった?誰かと思ったよ。」
やっぱり、○ヨさんは、「明日行くからね。」の電話での話はすっかり忘れていましたね。
今日の○ヨさんは、いつもより元気がありません。
「おとうさんに言うと叱られちゃうけど、たまにはおとうさんと話したいよ。」
「○美ちゃんに置いてかれちゃって、私にはもうおとうさんしかいないじゃない。」
そんな事を言いながら、眼鏡を外して涙をぬぐったりしています。
もしかして、今日もまた美容院に行って来た?
それとも、ただ嫌な事を思い出して、落ち込んでるの?
そんな事には敢えて触れずに、私は時々相槌を入れながら、黙って話を聞くのみです。
持って行った物を片付け、相談員さんとケアマネさんが来ることを伝えました。
すると、○ヨさんは「男の人はイヤだよ。家に上げないから。」と言いました。
先週は、「年配ではなく、若めな男性のケアマネさんがいい。」と言っていた○ヨさん。
確かに「男の人が家に来ると、周りに何を言われるかわからない。」とは言っていました。
でも、私が来ている時だけに、という話で納得したはずなんですけどね。
そんな話をしているうちに、相談員さんとケアマネさんがいらっしゃいました。
相談員さんと一緒にいらしたケアマネさんは、30代の優しそうな男性です。
お二人にリビングに入っていただいたのに、○ヨさんは「私は男の人は入れたくないの。」
相談員さんとケアマネさんに、そんな言葉を投げつけています。
「この辺はね、ホントに近所が煩いの。何を言われるかわからないんだから。」と○ヨさん。
「どこの家に誰が来た、なんて、気にしていないと思うよ。」と私が言っても聞く耳持たず。
「田舎の一軒家じゃないんだから、見てないようでみんな見てるのよ。」
はぁ~、○ヨさんの自意識過剰は異常ですね。
○ヨさん自身が隣近所の様子をいつも覗っているから、他人もそうだと思うのでしょう。
「ご近所さんにはわからないように、内緒でそーっと来ますから。」と相談員さん。
「今日はお嫁さんの○○子さんにお話があるので、お話させてもらっていいですか?」
相談員さんはケアマネさんを紹介し、これからの事を私に向かって話しだしました。
でも、○ヨさんは本当は自分が中心になって話をしたい人。
相談員さんがちょっと話を振ると、○ヨさんの話はエンドレス。
本当なら30分もあれば終わる話が、結局45分も掛かってしまいました。
来週はケアマネさんがヘルパーさんを連れて来て下さる事になりました。
そう言えば、相談員さんが、「いつもお化粧してるけど、お化粧は好きなんですか?」
○ヨさんにそう質問すると、「私はお化粧なんかした事がありません。」と○ヨさん。
「あれ?区民ひろばでお会いする時、いつもキレイにお化粧してるじゃないですか。」
「勤めてる時にはしてましたけど、今はお化粧品なんか、もう何にも持っていません。」
あらあら、ファンデーションも口紅も持ってるし、眉も毎日画いてるでしょ?
「家の中で過ごすより、お出かけするのが好きですか?」の質問には
「私は外に出るのはあまり好きじゃありません。」と答える○ヨさん。
いえいえ、お出かけが大好きな○ヨさんでしょ?
「嘘つきは泥棒の始まり」ですよ。な~んてね。(^-^;
相談員さんが帰り際に私に「やっぱり大分進んでいるようですね。」と小声で言いました。
「お義母さんはお元気なので、そのうち徘徊の心配が出て来るかも知れないですね。」
「お嫁さんも、一人で頑張らないで、何か不安ががあったら相談して下さいね。」
ホント、有り難い言葉に感謝です。
最後まで読んで下さってありがとうございます。
記事を読んでいただける事、それが私の励みです。(´▽`)アリガト!