気持ちはいつもケセラセラ♪

5年に渡る姑の介護記録とその後の私の徒然日記

「区分の見直し申請したら?」

こんにちは。

ご訪問ありがとうございます。


「○○さん、診察室1番にお入り下さい。」

○ヨさんと診察室に入り、8週間ぶりの物忘れ外来の診療が始まりました。


先生:(私に向かって)どうですか?お変わりありませんか?

私 :実は、美容院の方から義母が毎日お店に来て困る、と苦情の電話がありまして。

先生:あれ、あれ、それは困ったね。


すると、○ヨさんがすぐに反論しました。


○ヨ:毎日なんか行ってないよ。どうして私じゃなくて向こうの言ってる事信じるの?

私 :義母は毎日なんか行ってない、私はそこまでボケてないって言うんですけどね。

○ヨ:先生、私、そこまでボケてませんから。

先生:お義母さんだけじゃなくて、認知症の人はみんなそう言うんですよ。

   自分がボケてるって事を認められないのが認知症ですからね。

   お義母さん、大分進んでますよ。結構重度な方だと思いますね。

   独り暮らしなんですよね?よく一人で暮らして行けてると思いますよ。

私 :物忘れはひどいんですけど、身の回りの事は全部自分で出来るので・・・。

   でも、やっぱり独居はもう難しいですかね・・・?

先生:そうですねぇ。介護の手を借りないとって状況だと思いますね。

   でも、お義母さんはヘルパーやデイサービスは受け入れないんですよね?

私 :はい。そうなんです。

   本当は早く引き取ればいいんでしょうけど、すぐに出来ない事情もあって・・・。

先生:お義母さんみたいな人は、同居での介護はちょっと難しいと思いますよ。

   同居しても、すぐにまた問題を起こすんじゃないかと思いますね。

   施設に入れる事も頭に入れて考えた方がいいんじゃないかな?

私 :でも、施設入所を考えたとしても、申し込みが出来るのは要介護3からですよね?

先生:そうですね。お義母さんは現在要介護2ですから、区分の見直し申請したら?

   もう、お義母さんは要介護2の状態ではない、かなり重症ですよ。


先生が患者の○ヨさんではなく、私に向かって話しているのが気に入らない○ヨさん。


○ヨ:なんで私じゃなくて、嫁と話してるんですか?

   私はボケてますか?そこまでボケてないと思うんですけど。

   まだ何でも自分で出来ますから。

先生:そうだね。一人で暮らして頑張ってるんだよね。

   だから、これから、どうしたらいいか、お嫁さんと話していたんだよ。


○ヨさんは自分が先生に相手にされていないことが気に入らなくて、興奮状態です。


先生:はい。じゃ、次回はまた8週間後に入れときますね。

   (私に向かい)区分見直しの申請すれば、僕はちゃんと書きますから。


診療終了と言われても、○ヨさんは立ち上がろうとはせず、ブツブツ言ってます。

「お義母さん、今日はこれで終わりだって。次の人の診療だから出ましょう。」

そう言って、私は先生にお礼を言い、○ヨさんを部屋から出しました。


次の診療は内科です。

名前を呼ばれて診療室に入ると、血液検査の結果の紙を先生から渡されました。

前回よりは下がっていますが、血糖値は221で決して低くはありません。

「でも、下がって来てるから、次回は8週間後でいいですね。」と先生。

「コーヒー牛乳もビールも飲まないで頑張ってます。」

「自分で気を付けてますからね。」と、自分はちゃんとしてるアピールの○ヨさん。

ここでもなかなか立ち上がらない○ヨさん。

「次の人が待ってるからね。」と○ヨさんの荷物を持ち、やっと外に誘導しました。


ふぅ~、後は薬をいただいて帰るだけ。

分包して貰う為に時間が掛かるので、○ヨさんだけ先に帰ってもらいました。

薬の準備が出来るまで30分掛かると言われたので、その間に業務スーパーでお買い物。

薬を受け取って家に帰ると、○ヨさんは自分だけでお昼ご飯を済ませていました。

まだ、12時前だったんですけどね。(^-^;
   


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