「何であんなに明るくて元気なの?」
こんばんは。
ご訪問ありがとうございます。
今日は意外と早く、午前11時20分には○ヨさん宅に到着しました。
最近満車状態が続いていた一番近くのパーキングも空きがあり、ラッキー♪
それでも、水や麺つゆなどの入った買い物袋を抱えて歩くのはキツイです。
玄関のドアをノックすると、「はい、どなた?」と○ヨさん。
「○○子です。」と言うと、ドアを開けてくれました。
「誰かと思った~。」とは言わなかったけれど、玄関に入るとすぐに、
「これ、返しに持って来たんだね。いつ来たんだろう。」と言いました。
これ、とは、○ヨさんのセーターの事です。
「鍵、持ってるのかね。」と言うので、「○○みは持ってないよ。」と即答。
しばらく言わなかったけれど、また衣類を整理し出して、始まったようです。
でも、以前は私が帰るまでずっとそればかりを繰り返して言っていたのですが、
今日は、一度言っただけで、すぐにその事は忘れたようです。
やっぱり、認知症が進んでいる証拠かな・・・。
今日の○ヨさんの話題は私の母の事です。
「アンタのお母さんは、私より若いんでしょう?」と○ヨさん。
もう、何度も何度も、「私の母は○ヨさんより5つ上よ。」と言っていますが
すぐに忘れてしまうみたいです。
「私の母は、お義父さんと同じ歳だから、お義母さんより5つ上よ。」
「あら、そうなの?でも、明るくて、元気で、若いよねぇ。」
○ヨさんは、まるで初めて母の歳を聞いたみたいにビックリします。
「別れる時に、『お互いに元気に頑張ろうね』って手を握ってくれたんだけど
とっても力強くて、元気なんだなぁって思ったよ。何であんなに明るくて元気なの?」
確かに、母は○ヨさんより歩けないけれど、○ヨさんよりずっと明るいですね。
それは、母は嫌な事より楽しい事を考えて過ごしているからだと思います。
テレビもあまり観ない○ヨさんと違い、母はテレビをよく観ています。
スポーツ番組を観れば、「頑張れ!頑張れ!」と応援しているし、
歌番組を観れば、知ってる歌は一緒に口ずさんでいます。
そういうところが違うのかな?と思いますね。
「私はね、テレビもあまり観ないから、一日ここに座って色々考えてるの。」
「外に出歩いて倒れたりしたら、迷惑掛けちゃうからな、とか、
一緒に住もうって言ってた○美ちゃんはどうして先に逝っちゃったんだろうとか、
そんな事考えてると、食欲もあんまりなくてね。」
食欲が本当にないのかは疑問ですが、やっぱり、考えて居る事が暗い。
○ヨさんが考えて居る事は、過去の事や、嫌だった事などが多いのです。
これって、やっぱり、性格の違いなんでしょうかね。
「嫌な事や過去の事じゃなくて、楽しい事を考えた方がいいよ。」
私は○ヨさんにそう言いました。
「また温泉に連れてって貰えるように頑張ろうって思った方が元気になるでしょ?」
「そうだねぇ。」と○ヨさんは言いましたが、まぁ、無理でしょうね。(^-^;
1時間半ほどで、私は帰る事にしました。
○ヨさんは、今日もパーキングまで見送りに来てくれました。
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