男の人って、みんなそんなもの?
こんばんは。
ご訪問ありがとうございます。
先週の金曜日、○ヨさんのところから自宅に戻ったのは午後2時を少し過ぎたくらい。
なんだかすごく疲れて、ちょっと昼寝をしてしまいました。
午後6時少し前に、ハッピーの散歩から帰ってくると、固定電話に○ヨさんからの着信です。
私 :はい、もしもし。
○ヨ:あ、おとうさん居る?
私 :まだ仕事から帰ってきていないけど。
○ヨ:そっか。
私 :何か用なの?
○ヨ:いや、もう随分長いことおとうさんの声を聴いていないから、声が聴きたいなと思って。
私 :そう。仕事から帰って来るのは7時半くらいだと思うけど。
じゃ、帰ってきたら電話するように言っておくわね。
○ヨ:でも、私、早くに寝ちゃうからねぇ。
私 :お義母さんが起きていそうな時間だったら、電話するように言っておくわ。
○ヨ:悪いねぇ。夕方になると、何だか寂しくなって、おとうさんの声が聴きたくなるのよ。
私 :わかったわ。○っちゃんに言っておくからね。
○ヨ:ありがとね。あ、それから、今日は来てくれてありがとね。
私 :どういたしまして。それじゃ、○っちゃんには帰ってきたら電話するように言っておくからね。
○ヨ:うん。ありがと。じゃあね。
ずいぶん長いこと、おとうさんの声を聴いてないって、1週間前にお墓参りで会ったばかり。
でも、○ヨさんは、お墓参りに行った事は覚えていても、それがいつだったか覚えていないのです。
だから、1週間前に会っていても、それが何ヶ月も前の事のように思うのでしょうね。
本当に、○ヨさんは物忘れがひどくなっています。
7時半頃に帰宅した夫に「お義母さんが声を聴きたいから電話してって。」と伝えました。
相変わらず夫は「いいよ、この前会ったばっかりなんだから。」と言って電話しようとしません。
「そんな事言わずに、電話してあげればいいだけでしょ?」と言うと、しぶしぶ電話しました。
○ヨ:はい、もしもし。
夫 :もしもし。電話して欲しいって、何よ?
○ヨ:いや、久しぶりにおとうさんの声が聴きたいなぁって思って・・・。
夫 :何言ってるの?久しぶりにって、先週一緒にお墓参りに行って来たばかりじゃないか。
○ヨ:だって、私にはもうおとうさんしかいないじゃないの。
夫 :そんな事ばっかり言ってないでよ。
俺だって、仕事して帰ってきて、疲れてるんだから。
とにかく、頑張ってよ。
○ヨ:はい。迷惑かけないように頑張ってます。
夫 :じゃ、ちょっと待って。○○子に替わるから。
そう言って、携帯を私に渡してきました。
私 :もしもし。もう、ご飯は食べたの?
○ヨ:うん。食べた。
おとうさんの声が聴きたいなって思ったんだけど、おとうさんに怒られちゃったよ。
私 :そうだねぇ。でも、もう少し優しくしてくれればいいのにねぇ。
○ヨ:もう、私にはおとうさんと○○子しかいないのに・・・。
悲しくなっちゃったよ。(○ヨさんは涙声です。)
私 :でもね、あれでもお義母さんのことはちゃんと心配してるから、大丈夫よ。
○ヨ:そうだね。なるべく迷惑掛けないように、頑張るよ。
私 :そろそろ寝る時間なんでしょ?
○ヨ:うん。もう寝る。
私 :じゃ、また明日電話するから。○っちゃんの声も聴いたんだし、ゆっくり寝てね。
○ヨ:うん。ありがとね。おやすみ。
私 :おやすみなさい。
仕事から帰ってきて面倒くさい、という夫の気持ちもわからないではありませんが、
毎日、電話でほんの少しだけでも話してあげればいいだけのこと。
○ヨさんの言う通り、もう○ヨさんには夫しか家族は居ないも同然なのです。
(もう一人、息子がいますが、○ヨさんが認知症だと知らせても、一切連絡して来ませんから。)
殆ど私が面倒をみているのですから、せめて声ぐらいマメに聴かせてあげればいいのに、と思います。
でも、男の人って、みんなそんなものなんですかねぇ・・・。
最後まで読んで下さってありがとうございます。