気持ちはいつもケセラセラ♪

5年に渡る姑の介護記録とその後の私の徒然日記

人の気持ちがわかる人

こんばんは。

ご訪問ありがとうございます。


今日は娘の用事であっちこっちに行って、結構忙しい1日でした。


現在、同居中の次女が、今月中に我が家を出て行くことになりました。

結婚する訳ではないのですが、今お付き合いしている男性と一緒に住む事にしたそうです。

いずれは結婚を、と思ってはいるようですが、どうなることやら・・・。

でも、来年の3月には35歳になる娘のことですから、娘の決めた事に親がごちゃごちゃ言うのもね。


代金は支払い済みで取り置きしてもらっている商品を、私が代わりに受け取りに行ったり、

入居するアパートのガスの検査の立ち合いを代理でしたり、本当に忙しかったです。


午後6時45分、○ヨさんに電話を入れました。

昨日の事は覚えているかな?などと思いながら、○ヨさんが電話に出るのを待ちました。


「はい、もしもし。」

もしもし、もうご飯は食べたの?

「うん。今食べ終わった。」

そう。

「もうお金がないから、夕方パンを2つくらい買いに行ったのよ。」

「そしたら、知り合いに会っちゃって、『あら、どうしたの?その頭』って言われちゃったわ。」

「なるべく人に会わないような時間に買い物に出掛けてるんだけど、会っちゃうのよねぇ。」

ふ~ん、そうなの。

「だから、年金が出たら、すぐに美容院に行かなくちゃ。」

そうね、でも、年金が出るのは来週だから、美容院も来週になっちゃうわね。

「そうだねぇ。まぁ、それまで、なるべく外に出ないようにするよ。」

そう。明日は金曜日だから、いつもの生活費を持って行くからね。

「わかった。いつも悪いねぇ。」

「それでね、道で近所の人に会っても、余計なお喋りしないで、挨拶だけしてくれればいいからね。」

ええ、挨拶だけはきちんとするわ。

「この辺りのご近所さんは、いい人もいるけど、煩い人もいるからねぇ。」

そう。じゃ、風邪をひかないように、温かくして寝てね。

「ありがとね。じゃ、おとうさんにもよろしくね。おやすみ。」

はい、おやすみなさい。


○ヨさん、昨日の事は会話には出しませんでしたけど、忘れてはいないようです。

だから、「余計なお喋りしないで、挨拶だけでいいからね。」って言ったのでしょうね。

余計な事を私の耳に入れたくない、というのが○ヨさんの本音なのでしょう。

認知症が大分進んではいるようですが、そういう事はまだ考えられる○ヨさんです。


「私は20年以上、何十人もの人を使って仕事を教えて来たので、人が何を考えているのか

人の気持ちが全部わかるんですよ。自慢じゃないけど、人を見る目だけはあるんです。」

○ヨさんは、いつも、病院の先生に自慢げにそう言っています。


「人の気持ちがわかる人」とは、「相手の身になって考える事の出来る人」

でも、残念ではありますが、今の○ヨさんは「相手の身になって考える事が出来ない人」です。

いつの日か、○ヨさんが「人の気持ちがわかる人」になってくれると嬉しいんですけどね。



最後まで読んで下さってありがとうございます。

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