私を陥れようとしてるのよ。
こんばんは。
ご訪問ありがとうございます。
午後2時過ぎに実家を出発し、午後4時40分に自宅に到着しました。
○ヨさんのところまでの倍の距離なのに、同じくらいの所要時間って、やっぱり楽ですね。
午後6時半、今日は仕事がなくてパチンコに行っていたらしい夫が帰宅しました。
「今日は○ヨさんのところに灯油を届けてくれたの?」と尋ねました。
「うん。今朝灯油を持って行って来たよ。」と夫。
「それで、お義母さんに、お隣に怒鳴りこんだこと、聞いてみたの?」と訊くと、
「うん。聞いてみたよ。でも、怒鳴りこんだりしてないって言ってたよ。」
もしかしたら、夫が○ヨさんのところから帰った後に、○ヨさんは電話してきたのでは?
そんな気がして、固定電話の着信記録を確認してみました。
すると、やっぱり、○ヨさんからの着信記録が3回残っていました。
午前9時52分、午前10時06分、12時05分と電話をしてきたようです。
○ヨさんには私が今日まで実家に行っている事は伝えていなかったので、
多分、私が在宅していると思って電話を掛けてきたのでしょう。
「今、おとうさんが灯油を持ってきてくれたけど、私が隣に怒鳴りこんだってどういうこと?」と
私に問いただそうと思ったのだろう事は想像できますね。
午後6時44分、○ヨさんのところに電話を入れました。
「はい、もしもし。」
あ、お義母さん。なんか、私が留守中に電話を3回もくれたみたいだけど、どうしたの?
「ああ、お父さんが今日灯油を持って来てくれたんだけどね、
年金が出たら、美容院代を余分に頂戴ねって言うのを忘れちゃったから。」
そうなの?でも、それはもう何回も言ってあるから、○っちゃんはわかってると思うよ。
「そっか。」
それより、今日は○っちゃんから、叱られたんでしょ?隣に怒鳴りこんだのか?って。
「私がそんなことする訳ないじゃないの。」
えっ?そうなの?お隣の工事の音が煩いって、お義母さんが怒鳴りこんだって聞いたけど?
「誰がそんな事を言ったの?私がそんな事をするわけないでしょ?私はそんなにボケてないわよ。」
そうよねぇ、普通は、お隣さんが工事してて少しくらい煩くたって、怒鳴りこんだりはしないよね。
「そうよ。お互いさまなんだから。そんな事で、お隣に怒鳴りこんだりするわけないじゃないの。」
そう。とにかく、ご近所さんとはトラブルは起こさないで、仲良くやって下さいね。
「私は余計な事は言わないわよ。それで、誰がそんな事アンタに言って来たの?」
誰が、なんて言えないけど、そういう事があったって、連絡が来たのは確かよ。
「私はそんな事してないのに、私を陥れようとして・・・。私はそういう事をする人間じゃないです。」
プゥ、プゥ、プゥ・・・。また、一方的に○ヨさんは電話を切りました。
そして、電話が切れてから5分後、午後7時05分、再び○ヨさんから電話が掛かって来ました。
はい、もしもし。
「あ、もしもし。アンタのところに電話を入れて来たって人は誰なの?」
そんな事、教えられる訳、ないでしょう?
「全く、みんなで私の事を陥れようとして・・・。そんな電話、信じないでよ。」
「大体、なんでそっちの電話番号をその人が知ってるのよ?」
あのね、お義母さんのご近所の方々は、ここの電話番号を皆さん知ってますよ。
何かあったらこちらに電話して下さいって、ご近所の皆さんに家の電話番号を教えてあるから。
ここで、夫が俺に電話を貸せ、と言うので、夫に電話を渡しました。
夫 :何かあったら連絡下さいって、近所の人に電話番号教えてあるんだよ。
○ヨ:なんで?
夫 :おかあちゃんも歳なんだし、何があるかわからないでしょ?
とにかく、ご近所には迷惑かけないでくれよ。何かあったら、すぐに連絡があるんだからね。
○ヨ:私は何もしてないよ。近所の人が私を陥れようとしているんだよ。
夫 :近所の人がおかあちゃんを陥れて、何の得があるのよ。そんな事ばっかり言ってるんじゃないよ。
○ヨ:私は何もしてないのに・・・。
夫 :とにかく、迷惑掛けないように生活してよ。じゃあね。
その後は、○ヨさんから再び電話が掛かっては来ませんが、○ヨさんの頭の中では
「一体、誰が電話で言いつけたんだろう。」って、そればっかりが気になっているのでしょうね。
それとも、本当に、自分がお隣さんに怒鳴りこんだり、○下さんに5回も電話を入れた事、
すっかり記憶から抜け落ちてしまっているのでしょうか・・・。
だとしたら、○ヨさんの認知症、相当進んでいることになりますね。
まぁ、○ヨさんの記憶から抜け落ちてしまっているとは、到底思えません。
自分にとって都合の悪い事だから、そんな事していないと嘘をついているとしか考えられませんね。
本当は怒鳴りこんだ事を、○ヨさんにハッキリと認めさせたいというのが私の本音ではありますが、
認知症の○ヨさんを、とことんやりこめてしまうのも、やっぱり可哀想ですからね。
でも、こんな事を続けていたら、○ヨさん、今の場所に自分が居辛くなってしまうのにねぇ・・・。
最後まで読んで下さってありがとうございます。