気持ちはいつもケセラセラ♪

5年に渡る姑の介護記録とその後の私の徒然日記

出来事はいつも「昨日」の話

こんばんは。

ご訪問ありがとうございます。


午後7時、○ヨさんに電話を入れました。

「はい、もしもし。」

もしもし、もうご飯は食べた?

「うん。今終わった。今日はそこいらにある残り物を食べた。」

「昨日、買い物に行って、2日分くらい買って来たから、その残り物。」

そう。今日はお風呂には行ったの?

「今日は行かないよ。仕事をしてるわけでもないから、1日おきで十分なのよ。」

「昨日、お風呂に行って来たからね。」

あら、そうなの?昨日、お風呂に行って来たの?

「うん。4時くらいに行って来たよ。」

そうなんだ。

「昨日はね、Aさんが町会費を集金に来てね、玄関口に入って、花を見てビックリしてた。」

「『立派な花だね』って。」

えっ?昨日、Aさんが町会費を集金に来たの?

「うん。町会費を1年分、集金に来たよ。」

そう。

「あのね、15日になると年金が入るのよ。20万くらいは入るんじゃないかな?」

「それでね、美容院に行きたいのよ。だから、おとうさんに美容院代ちょうだいって言っておいてね。」

うん。わかったわ。美容院、年金が出るまで、もう少し待っててね。

「うん、わかった。年金が出たらね。おとうさんに言っておいてね。」

「息子も嫁さんもいるのに、何にもしてもらえないのかしら?って思われたくないしね。」

「15日には年金が入るから、美容院に・・・・・。」

(この話、全部で4回繰り返されました。)

わかったわ。ちゃんと、○っちゃんには言っておくからね。

「うん、お願いね。」

じゃ、寒くないようにして、ゆっくり寝てね。おやすみなさい。

「はい、ありがとね。おとうさんによろしくね。おやすみ。」


○ヨさん、今日もまた新しい嘘をつきました。

Aさんが町会費を集金に来るはずはないのです。

だって、4月に1年分の町会費、ちゃんと払っているのですから。

お風呂に昨日行って来た、と言っていますが、それも怪しいところですね。

昨日の電話では「どこにも出掛けなかった。」と言っていたのですから。

○ヨさんは、「今日、こういう事があった。」とか「今日、買い物に行った。」とは言いません。

「昨日、○○さんが来た。」とか「昨日、買い物に行った。」とか、いつも昨日の話です。

嘘だと分かっていても、「そうなの?」と否定することなく聞き流してはいますが、

これが結構大変なんですよね。

○ヨさんが認知症じゃなければ、「また、そんな嘘ばかり言って・・・。」と言ってしまうところです。

でも、○ヨさんも何かを考えてつく嘘なのでしょうから、黙って聞いておきましょう。


午後8時、母のところに電話を入れました。

「はい、もしもし。」

もしもし、○ちゃん(弟)達は帰ったの?

「うん。あの人たちはいつも朝早くに帰るのよ。」

そうなんだ。

「だから、今日もいつもより1時間早く起きたのよ。」

そう。

「またね、サツマイモを1箱持って来てくれたから、そっちにも持って行ってね。」

うん。わかったわ。じゃ、行ったときに分けてもらうね。

「お願いね。私だけじゃ食べきれなくてダメになっちゃうからね。」

そうね。

「今、お風呂から出たところだったのよ。」

そうなんだ。じゃ、湯冷めしないうちに寝た方がいいんじゃない?

「そうね。でも、今見ているテレビが終わったら寝ることにするわ。」

そう。

「明後日、こっちに来てくれるんでしょう?」

うん。月曜日にそっちに行くよ。

「待ってるからね。電話ありがとね。じゃ、おやすみなさい。」

はい、おやすみなさい。



今日の「小さな幸せ日記」

1 洗濯物を干しながら、キレイな青空を見上げた時。

2 ご近所さんのお土産でいただいた八つ橋でお茶を飲んだ時。

3 ブログにコメントをいただけた事。



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