「モチ子さんから2000円借りた。」
こんばんは。
ご訪問ありがとうございます。
今日は仕事のない夫は昨日まで自分の病院に行くと言っていたのですが、
私が池袋に行く支度をしていると、「今日は俺も一緒に行くよ。」と言い出しました。
昨日、「仕事が休みなら、明日は池袋に行って、自分の病院は今日行けばいいじゃない。」と
私がチクッと嫌味を言ったので、「俺は今別にどこも調子が悪くないから。」と言い出したのでしょう。
ちょっと、嫌味を言った事を反省です。(^-^;
午前7時、夫と二人で池袋の○ヨさんの所に向かいました。
○ヨさんの所に到着したのは午前10時。
○ヨさんは、いつも書いているメモ帳を出し、「私は毎日いろんなことをここに書いているのよ。」
「この前、モチ子さん(最近、○今さんの事をこう呼びます)から2000円借りた。」と言います。
「えっ?○今さんからいつお金を借りたの?」
「え~~と、7日って書いてある。」
あらあら、○ヨさん、「お金がないよ。」と言ってたけど、やっぱり借りちゃったんですね。
○ヨさんは「病院なんか行きたくないなぁ。」と言いましたが、支度をして二人で病院に向かいました。
夫は○ヨさんの家でお留守番です。
たまには同席して、先生と○ヨさんとのやり取りなどを見てもらってもいいのかな?と思うのですが、
夫は一緒に病院について行く気は全くありません。
内科では、前回「なんか、心音に雑音が少し出てるね。」と言われたのですが、
今回の内診でも、「やっぱり、少しだけ雑音があるね。」とのこと。
「次回、念のために、検査してみようか。」と、次回心電図の検査をすることになりました。
○ヨさんは「検査なんかしたくない。私は病院なんて大嫌い。」と言っていましたが
検査するだけだから、と言って納得してもらいました。
次は物忘れ外来での診察です。
先生: お変わりありませんか?調子は悪いところはない?
○ヨ: はい。元気です。
先生: 最近はニュースなんかで気になることとかはありますか?
○ヨ: 私はテレビは殆ど観ないんです。朝、昼、晩って1時間ぐらいずつ。くだらないから。
先生: そうですか。じゃ、どんなテレビを見るんですか?
○ヨ: ニュースぐらいですかねぇ。
先生: じゃ、ニュースで気になることとかはないですか?
○ヨ: そうですね・・・、ないですね。
先生: そうですか。
○ヨ: 嫁がね、毎週わざわざ埼玉(実際は茨城なんですけどね)から来てくれるんですよ。
先生: そうですね。遠くから来てくれるんですね。
○ヨ: ええ、本当によくしてくれるんです。穏やかに話してくれるし。だから有り難いんです。
強い嫁だったら、嫁と姑との戦争になっちゃいますけどね。
先生: 優しいお嫁さんで良かったですね。
○ヨ: ええ、本当によくしてくれるから、感謝してるんですよ。
先生: そうですか。
○ヨ: 私はね、20人もの人に仕事を教えて来たので、いろんな人の気持ちがわかるんですよ。
この人は何を考えてる、とかね。
先生: そうですか。すごいですね。
こんな感じで、○ヨさんの自慢話が止まりません。
○ヨさんは、先生にも、ご近所さんにも、嫁の私の悪口を決して言いません。不思議ですね。
なんとか、○ヨさんの話を切って、診察は終わりになりました。
先に○ヨさんだけ出てもらい、私だけ残って少し先生とお話をしました。
最近の「物盗られ妄想」の話や5分前の自分の言動を覚えていないことなどを話しました。
先生は、「そうですね。会話をしてると、やっぱり大分進んでいる感じがしますね。」と。
「とりあえず、今回は前回と同じ薬を処方しておきますが、また考えてみましょう。」
やっぱり、○ヨさんの症状は前回よりは進んでいるようですね。
次回の予約は8週間後の12月4日になりました。
薬局で、薬をお願いして、帰宅します。
帰宅する途中で○ヨさんに「お義母さん、これで、すぐに○今さんにお金返して来てね。」と
2000円を渡しました。
お金を渡すだけだと、すぐに返しに行くかどうかわからないので、「今すぐに」と言いました。
私は先に家に帰りましたが、少しして○ヨさんは帰宅しました。
「○今さんは家に居たの?ちゃんと返してきた?」と訊くと、
「うん、返してきたよ。『何も急いで返してくれなくてもよかったのに』って言われたけど。」
「でも、借りたお金はなるべく早く返さないとね。」と私は言いました。
まったく、やっぱり、○ヨさんはお金がなくなると、人様にお金を借りてしまうんですね。
お金を借りるな、と○ヨさんに言ってもダメ。
お金を貸さないで下さいね、と頼んでも「可哀想だから」と貸してしまう○今さん。
もう、打つ手はありません。せめて、お借りしたことがわかったらすぐにお返ししなくちゃね。
まだまだ続きがあるのですが、長くなったので今回の記事はここまでにしておきます。
続きは次回の更新記事で・・・。
最後まで読んで下さってありがとうございます。