認知症の被介護者を安心させるために
こんにちは。
ご訪問ありがとうございます。
今日も良いお天気です。
暑くもなく寒くもなく、今は丁度いい気候ですね。
午後1時18分、固定電話が鳴りました。
勿論、○ヨさんからの電話です。
今日はどんな話があるのかな?
もしもし。
「もしもし、おとうさんは?」
今日は仕事で出掛けてるけど、どうかした?
「そう。出掛けてるんだ。」
何か用事があったの?
「あのね、ガス代の請求書が来てるのよ。払わないと止められちゃうから。」
お義母さん、大丈夫よ。それは銀行から引き落としますよってお知らせだからね。
「大丈夫なの?」
うん、大丈夫。ガス代も電気代も、テレビの視聴料も電話代も全部払ってるから。」
「そうなの?」
郵便局の通帳から自動的に引き落とされるように手続きしてあるから大丈夫なのよ。
「そうなんだ・・・。なんか1人でいるから心細くて。アンタ、いつ来る?」
明日行くよ。
「そっか。明日来てくれるのね?良かったぁ。」
うん。明日行くから待っててね♪
「わかった。ありがとね。じゃ、明日ね。」
使用料と引き落としのお知らせを、もう、ちゃんと理解出来ない○ヨさん。
通帳からの自動振替の手続きが済んでいる事を何回説明しても、毎回質問してきます。
別に、毎回説明をして、大丈夫なんだと安心してくれれば、それでいいんですけどね。
「アンタ、いつ来る?」と質問してきたという事は、昨日の電話は全く覚えていないという事ですね。
認知症は短期記憶が出来なくなると言いますが、本当にそうなんだなぁと思います。
自分が今日何をしたのか、誰と何を話したのか、覚えている事もありますが、忘れちゃう事が多い。
でも、ふとした時に、「いつか、あの人にこんな事を話したなぁ。」とか思い出したりするようです。
どうせ覚えていないだろうから、なんて侮っていると、ふっと思い出したりするから注意は必要ですね。
どちらにしても、介護者は「有言実行」「ぶれない態度」が大切なんだと思います。
それが、認知症の被介護者を安心させることなんだと思いますね。
さてと、これから郵便局で明日持って行く○ヨさんの生活費を下ろして来ましょう。
最後まで読んで下さってありがとうございます。