気持ちはいつもケセラセラ♪

5年に渡る姑の介護記録とその後の私の徒然日記

妻を殴る夫から、殴らない夫に変わるまで

ご訪問ありがとうございます。


前々回の記事で、自分が10年前まで夫から受けて来たDVについて書きました。

そして、今回の記事は、妻を殴って来た夫が変わるまでについて書いてみようと思います。


10年前、夫と離婚する覚悟で家を出て、2年ほどの別居生活を経て、

結局、離婚するのではなく、元に戻る決断をしたことまで、前回の記事で書きました。


元に戻っても、夫がまた「妻を殴る夫」に戻ってしまっては家に戻る意味がありません。

夫には、なんとしても、「妻を殴らない夫」に変わって貰わなくてはいけません。


でもねぇ、ただ、常識論をかざして、夫を変えようとしても、それは無理な話です。

それでは、夫に変わって貰うにはどうすればいいのだろう・・・と、私なりに色々と考えました。

そして、夫に変わって貰うには、自分自身が変わらなければならないという事に気付きました。


先ず、私が一番先に考えたのは、夫が何故私を殴るのか?という事でした。

で、考えられた理由というのが、次にあげる3つでした。

① 夫は自己中な性格なので、妻である私が、自分の意に沿わない言動をする事が許せないから。

② 普段は喋る方ではないのに、問題が起きた時には、理屈っぽくて口が達者な私に対し、

  夫は口では太刀打ち出来なくなってしまうから、力でねじ伏せようという事になる。

③ 独占欲の強い夫が、私がいつ出て行ってしまうか、いつも不安に思っているから。


以前の私は、殴られるかも・・・と思いながらも、思った事は全部口に出して言っていました。

何か問題が起こると、常識論を持ち出し、理屈で夫をとことんまで追いつめていたかも知れません。

そして「我慢の限界が来たら、親元ではなく、夫が探せない所に出て行こう」といつも思っていました。

(親元に行って、親に危害でも加えられたら困りますから)


でも、私は、「もう一生離婚はしない」と決めて戻ったのです。


ただ、夫の意に沿わない言動を全くしない、という事は、本音で生きたい私にはやっぱり出来ません。

私だって人間ですから、自分の考えや気持ちというものがあるんですよね。

でも、常識論を持ち出し、理屈を並べて、夫をとことんまで追いつめる必要はないでしょう。

言いたい事全てを言うのではなく、8割くらいにして、2割は残しておく事にしました。

そして、「私は、もうどんな事があっても、あなたとは離婚しないことに決めたから。」と

何度も何度も夫に言い続けました。


そんな風に夫に接して行くようになったら、夫は私を殴らなくなりました。

そして、以前は全く言った事がない「ありがとう」と言う言葉も出て来るまでに夫は変わりました。


自分は正しい、だから、相手が変わるべきだ、と考えても、相手は変わってはくれません。

自分が正しいと思っても、ほんの少し、自分が変われば、相手も少しずつ変わってくれる。

人間って、そういうものなんだなって思いました。


それから、自分が相手をイヤだと思っていたら、その気持ちは必ず相手に伝わるもの。

相手を好きだと思えば、その気持ちも相手には必ず伝わるものだと思います。


殴らなくなった夫と共に、その母親を介護出来る今の自分は、本当に幸せだと思っています。




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