DV 自分が変われば相手も変わる (私が受けたDV)
ご訪問ありがとうございます。
前回の記事で、DVについて書きましたが、前回の記事は殆どが一般的な事を書きました。
で、今回は、自分の事について、もう少し詳しく書いてみようと思います。
夫と知り合ったのはお互いが20歳の頃でした。
当時、私は大失恋をした直後で、女友達とコンパ(今で言えば、クラブのようなもの?)通いの日々。
そこで声を掛けて来たのが今の夫です。
1年ほど付き合い、結婚が決まり、22歳の秋に私達は結婚式を挙げました。
今から考えると、夫のDVの始まりは、まだ交際中の時だったように思います。
私の「りんごの剥き方が気に入らない」という事がきっかけで、3週間ほど口をきかなくなりました。
その後も、気に入らなければ数週間、私の事を無視し続けました。
夫は後を引くネチネチした性格で、私は次の日まで持ち込まないサッパリした性格です。
最初は、口をきいてもらおうと、こちらから一生懸命話しかけていましたが、
そのうちに、そんな事をしている事がバカらしく思えてきて、敢えて話しかけるのはやめました。
私を無視する事が効果がないとわかると、夫は今度は物を投げつけるようになりました。
当時住んでいた私の生家(親が引っ越したため、家賃も払わず住まわせて貰っていました)の
押入れや、部屋の壁、お風呂場の壁などは、夫の拳で穴だらけになりました。
その次には私を殴る・蹴る・髪の毛を持って引きずりまわすなどの暴力が始まりました。
私が「もう、別れる。」と言った時には、
カッターナイフを突きつけられたり、結束バンドを首に巻かれた事もあります。
「誰に食わせて貰ってると思ってるんだ」とか「俺はお前を飼ってやってる」とか言われましたね。
たとえ、夫が怒るきっかけを作ったのが私であっても、暴力を振るわれるなんて許せない。
そう思って、義母○ヨさんに訴えた事もありましたが、以前のブログにも書いたように
「殴られるのは、アンタが殴られるような事を言ったりしたりするからよ。」と言われました。
暴力を振るわれるのがイヤで、何度も何度も家出をしました。
でも、その度に連れ戻されて、「もう、絶対に暴力は振るわないから。」と約束するのです。
その約束が守られるのは、せいぜい2年から3年くらいだったんですけどね(^-^;
夫が生活費を入れなかった事は1度もありません。
ただ、私が働く事を極端に嫌がりました。(外で私が夫以外の男性と話す事が許せなかったそうです)
夫と面識のない友人と私が会ったりすることも、嫌がりました。
私が乗っている車に発信器をつけられた事もあります。
そして、私が最後に離婚を覚悟して家を出たのは、今から10年前の事です。
家を出る最終的なきっかけは、夫が私の折り畳み式の携帯電話を折ったことでしたね。
「もう、我慢は出来ない。」って思いました。
そこから、2年近くの別居生活があったのですが、途中で、長女の結婚が決まったのです。
別居しているままでは、長女の結婚式に参列することも出来ません。
そして、その頃は、自営でやっていた夫の仕事もうまく行かなくなり、
夫が「お前を載せてドライブするのが夢だった」というランクルも売らなければならない状態でした。
このまま家には帰らずに離婚するのか、それとも、家に戻ってやり直すのかの選択を迫られました。
そして、私が選んだのは、「家に戻ってやり直す」という選択肢でした。
「娘の結婚式に母親として参列したい」という気持ちは勿論ですが、
「私と夫で築いて来た物を全て手放さなければならない状態になっている夫を見捨てられない」
そんな気持ちが重なって、私は元に戻ることにしました。
「もう、一生、夫と離婚するという事は考えない。」そう決心して、戻ったのです。
夫に受けた酷い事を書き連ねて来ましたが、夫は決して悪い人ではないのです。
自分勝手で欠点も多い人ではありますが、良いところもた~くさん持っている人です。
真面目に働きますし、夫の仕事は一級品だと思いますし、私が何を買っても文句は言わないし、
それに、優しいところだってあるんです。ただ、人より相当独占欲の強い人なんですね。
夫のいいところもちゃんとわかっているので、離婚ではなく、家に戻ることを選んだのです。
そして、今は、「あの時、離婚を選ばずに良かった」と心から思っています。
夫は以前の「妻に暴力を振るう夫」ではなくなりましたから・・・。
何故、夫が変わって来たのか、それは、また次回の投稿で。
最後まで読んで下さってありがとうございます。