気持ちはいつもケセラセラ♪

5年に渡る姑の介護記録とその後の私の徒然日記

愛がなければ出来ないもの

ご訪問ありがとうございます。


アルツハイマーの姑の介護ブログを検索してヒットしたあるブログ。

その方は、次男のお嫁さんで、現在はお姑さんとは別居中。

介護ブログを立ち上げていますが、今のところは介護らしい介護はしていないようです。

最近、ご主人からお義母さんとの同居の話が出たそうで、同居は絶対イヤだと書いています。

長男がいるのになんで?とにかく、同居は絶対にイヤ、同居するなら離婚したい・・・。


こういうお嫁さんって、きっと世の中にはたくさんいるのでしょうね。

それを証明するように、そのブログには、彼女を激励するコメントがたくさん書き込まれています。

「ブログ読んでいたら、これって、まるで自分じゃん」なんてコメントもついていますし、

「絶対に同居しちゃダメ」というコメント、そして、離婚を勧めるコメントまでついています。


世の中のお嫁さんにとって、お姑さんの介護って、そんなにイヤなものなんでしょうか・・・。


人それぞれですから、別に個人を批判するつもりはありません。


ただ・・・、今でも介護の義務に順番があると勘違いしている人がまだたくさんいるのですね。

親の遺産相続の権利が子供全員に平等にあるように、親の介護の義務も子供全員に平等にあります。

だから、長男であろうが、次男であろうが、嫁いだ娘だろうが、そんな事は関係ないのです。

でも、それをちゃんと理解している人がまだまだ少ないのかな?と思います。


同居するなら離婚したい、そんな風に考えるくらい同居介護がイヤなら、やっぱり同居は無理ですね。

たとえご主人に無理やり説得されて同居に至ったとしても、同居生活がうまく行く訳がありません。

嫌々同居して、嫌々介護をするって、お嫁さんにとってもお姑さんにとっても辛い事だと思います。

結局は、家庭が崩壊し離婚に至るか、お姑さんは施設入所ということになるでしょう。


とにかく、1人暮らしの親が介護が必要になった時には

兄弟やその配偶者を含めての家族会議をしっかりする事が必要なんだと思います。

同居介護にする? それとも施設介護にする? 

同居介護なら、誰が同居するのか? 同居介護が難しくなった時はどうするのか?

また、介護に関わる費用の負担はどうするのか?

とにかく、兄弟やその配偶者たちで話し合って決めておくべき事はたくさんあると思いますね。

我が家のように、兄弟が既に他界していたり、兄弟が親とも連絡をとらず、介護放棄している場合は

どんなに家族会議をしたくても出来ないのですが(^-^;


そのブログにコメントを書かれていたある方の場合・・・

結婚して30年。ずっと同居で、お姑さんが2年前にアルツハイマーを発症。

お姑さんは週3回デイサービス利用、月1回ショートステイ、月1回義姉の家に3泊4日(義妹送迎)

介護はご主人のサポートとしてで、ご主人が在宅の時は、お姑さんには食事の提供しか関わらない。

この方の場合は、ご主人や義姉妹が、自分たちの親の介護にちゃんと関わってくれているんですね。

もし、自分に手をあげるようになったり、排泄の問題が起きたら、施設入所させる時期だと。

手をあげる、というのは困りますが、排泄の問題って介護にはつきものだと思うのですが・・・。


私は今まで、親(実親、義理親)にとって、同居介護を受けるのが一番幸せなのだと思っていました。

でも、最近は、全部が全部そうではないのだ、と思うようになりました。

同居介護で親が幸せなのは、家族の「愛のある介護」を受けている場合に限ります。

「義務感だけで嫌々してもらっている介護」なら、施設で介護を受けるのもアリかな?と思います。


つくづく、本当の介護って愛がなければ出来ないものなんだな、と思います。




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