介護職員の現実
ご訪問ありがとうございます。
昨日のサンデージャポンで、無届けの老人介護マンションのことが取り上げられていました。
老人虐待で勧告を受けた岩江クリニックが提携している老人マンションです。
特別養護老人ホームに入れたくても入居できるのはいつになるかわからない。
かと言って、普通の有料老人ホームは入居金や毎月掛かる生活費などの負担がとても大きい。
出来れば、親の持っているお金の範囲で介護施設に入居させたい。
そう思っている人たちにとっては、特別養護老人ホームとあまり変わらない費用負担で入居できる
無届け老人介護マンションは、希望の光なのだろうと思います。
少ない費用で、24時間介護も受けられ、生活費もさほどかからない。
介護に疲れ果てた一般庶民が飛びついてしまうのは、不思議なことではありませんよね。
でも、現実は、身体拘束をされて、寝たきり老人と同じ生活を強いられている。
身体拘束なんて、本当にひどい話ですが・・・。
ただ、そこには「介護職員の数が足りていない」ということが大きく関係していると思います。
介護職員の数が足りない理由は、介護職員の待遇が悪すぎることだと思います。
人のために役立ちたい、何かをしたい、そんな気持ちで頑張っている介護職員。
でも、介護職員の待遇は、看護師さんの待遇とは雲泥の差です。
1ヶ月フルで働いても、いただける報酬では一人で普通の生活もままなりません。
結婚して妻子を養って行くことなんて、絶対に出来ません。
そんな理由で、介護の仕事から離れて行ってしまう人がとても多いのが現状です。
身体拘束は違法です、虐待です、と言うのは簡単なことですが、
家族の代わりに介護をしてくれる、介護職員の方々の待遇を、もっと考えて欲しいものですね。