ヒステリックお婆さんは何処へ?
2015年2月14日
固定電話から固定電話にしか電話してきたことのない○ヨさんの携帯から
私の携帯に電話が掛かって来ました。
先ほどのヒステリックな剣幕とはうって変り、頗るご機嫌な弾んだ声です。
(ん?どうしたの?)と思いましたが、こちらも普通に相手をします。
「あのね、今、おとうさんから携帯の掛け方を教えて貰ったの。」
そう、じゃ、今度からは携帯から掛けられるね。
「うん、今度からは携帯から掛けるよ。これからもよろしくね。」
一体、さっきの電話の○ヨさんはどこに行ってしまったんでしょう・・・。
電話を切ってから、○ヨさんのお勤め時代の後輩である○岩さんに電話を入れました。
先ず、見ず知らずの人間が突然の電話を入れた失礼を詫び、
そして、○ヨさんがお世話になっていることへの感謝の気持ちを伝えました。
電話での会話は30分くらいだったと思います。
○ヨさんとお付き合いされてるお友達が他にいるなら、その事を伝えて欲しいこと。
アルツハイマー病を患ってしまった人だという事を踏まえて、接して欲しいということ。
私たちが把握出来ないので、借金の申し入れをされても絶対に貸さないで欲しいということ。
心苦しいですが、以上のことを話し、お願いしました。
会話の中で、わかったこと
○岩さんと義母○ヨさんは、ここ半年以上会っていないこと。
半年ほど前に、借金を申し込まれたこと。
「眼医者に行きたいけど、お財布をなくして行かれないからお金を貸してほしい。」
「5000円」と言われたけど、眼医者に5000円も?って思ったけど貸しました。
(その5000円は既に返済されているとのこと)
以前、○ヨさんがゴルフに出かけると言っていた前日に○岩さんが○ヨさんを訪ねたら、
○ヨさんは、ゴルフバッグを横に置き、身支度して玄関に座り、仲間のお迎えを待っていた。
「ゴルフに行くのは明日でしょ?」と言うと、「もう迎えに来てくれるから。」と言っていた。
10分前に言ったことをまた言うので、○岩さんも変だなぁと以前から思っていたこと。
○ヨさんは、自分で駅で切符を買うことも出来ない人だから、
電車で鎌倉に行くなんて無理だと思いますよ。鎌倉には行ってないんじゃ?とのこと。
結構プライドの高い人で、会社ではよくいろんな自慢話をしていましたね、と。
そうですか・・・。
○ヨさんが、○岩さんからどんな風に見られていたのか、わかったような気がします。
ご迷惑をおかけしてしまったことを詫び、これからもよろしくとお願いして電話を切りました。
○ヨさんは、色んな人に、色んな嘘をつき、色んな迷惑をかけて来たのですね・・・。
○岩さんと電話の最中に、○ヨさん宅から夫が帰宅しました。
どうだった?と聞くと、「とりあえず、おふくろに2万円渡してきたよ。」
え~~っ!?お金、渡して来ちゃったの?
「しょうがないだろ。おふくろの頭の中は、美容院に行けない・・・で一杯なんだから。」
「お前だって、何のためだか知らないけど、おふくろが毎日化粧してるの知ってるだろ?」
「みんなから、いつもきれいにしてるわね、って思われたくてしょうがないんだから。」
う~~ん、それはわかるけど・・・、
1ヶ月おきに1万5000円の美容院通い、そんな贅沢はもう出来ないってことを
○ヨさんにわかってもらわなくてはいけません。
人様から借金してはいけないってことを、○ヨさんにわかってもらわなくてはいけません。
お金がなくなれば嘘をついてでも誰かに頼めばいいという考え方を、変えなくてはいけません。
そのあたりのことを、夫はどう考えているのでしょうか・・・。