今度は連絡ノートがみつからない。
こんばんは。
ご訪問ありがとうございます。
○ヨさん宅に到着したのは、午後0時半過ぎ。
すでに○ヨさんは昼食を摂った後だったので、私だけ持参したカップ麺でお昼ご飯。
○ヨさんは、今日は冷蔵庫からビールを4缶出して来ました。
「区民センターでまた貰ってきたのよ。飲めればいいんだけど、私は飲めないから。」
「だから、これ、持って帰ってね。」と○ヨさん。
取ってあったレシートを確認しました。
4月15日には午前と午後に、ローソン100でビールを2缶ずつ購入しています。
そして、昨日も2缶購入のレシートがありました。
合計6缶購入し、残っていたのは4缶ですから、2缶は自分で飲んだという事ですね。
看護師さんとの連絡ノートを読もうと思ったら、連絡ノートが見当たりません。
ついこの間までは、温風ヒーターの下敷きマットの下に置いてあったのです。
でも、温風ヒーターとマットが片付けられていて、連絡ノートがありません。
「お義母さん、看護師さんの連絡ノート、どこにしまったの?」
「そうなんだよね。ないんだよ。最近、何かおかしいんだよ。誰かが家に入ったみたい。」
「そんな事ないんじゃない?お義母さんがどこかに片付けて、忘れちゃったんじゃない?」
「私は知らないよ。自分で片付けたんなら覚えてる。私はまだそんなにボケてないからね。」
う~~ん、この前だって、保険証を入れたバッグがないって大騒ぎしたじゃないの。
どうしていつも、物がみつからないと、自分以外の誰かのせいにするんでしょう。
まぁ、それが認知症なんだから、仕方がないんですけどね。
連絡ノートを探している時に、テーブルの下に隠している日記帳を出した○ヨさん。
「これならあるんだけどね。」とペラペラとめくって、自分で読み返しています。
「見せて。」と言って、私は久し振りにその日記帳の中身を読みました。
相変わらず、ひらがなだらけで、想像しながら私なりに変換しないとわからない文章です。
「お金がない。」「おとうさんにしかられた。どうしてそんなうそつくの?」
「だれもそんなこといて(言って)ない。わたしがいくとよろこばる(喜ばれる)のに。」
「そな(そんな)ことだれがいた(言った)の?だれかたしかめる。」
お金がないと書きながら、15日から20日まで、5326円分のレシートがありました。
因みに、端数の金額はちゃんと小銭で支払っていますね。まだ、そういう事は出来るんだぁ。
ん?でも、どうしてこんなに使えるほどお金持ってるの?本当に不思議ですね。
「おとうさんにしかられた。」と書いてあるのは18日の日記でした。
夫が電話で「おとなしくウチの中で頑張って下さいよ。」と言った日ですね。
「わかりました。何処にも行かないで、ウチの中に居ます。」と電話を切った○ヨさん。
電話を切った後に、どうして?どうして?と考えながら、日記を書いたのでしょう。
でも、その日の日記の後は何も書いてありません。
悩んだのはその日だけで、○ヨさんは翌日にはすっかり忘れてしまったのでしょうか。
そう言えば、以前「いつも使ってる鋏がなくなっちゃったんだよ。」と言ってた○ヨさん。
今日、割り箸を出すために食器棚の引き出しを開けたら、引き出しにその鋏が入っていました。
こうやって、自分でどこかに物をしまい込み、しまった場所も自分でしまった事も忘れてしまう。
それにしても、看護師さんの連絡ノート、○ヨさんは一体どこにしまったのでしょうねぇ。
最後まで読んで下さってありがとうございます。
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