気持ちはいつもケセラセラ♪

5年に渡る姑の介護記録とその後の私の徒然日記

全ては記憶の抜け落ちが原因か?

おはようございます。

ご訪問ありがとうございます。


「あ~ん、誰かと思った。おとうさんがアンタに行けって言ったの?」

○ヨさんには、昨日の電話で、私だけが行く事を言ってありましたが、

そんな事は、翌日になるとすっかり忘れてしまうんですね。(^-^;


テレビで藤原紀香さんの挙式の映像が流れると、

「あれ?この人、前からでしょ?前から結婚してたよね?」と言いました。

「そうね、結婚はしてるけど、挙式は今日だったんじゃない?」と言うと、

「式はしてなかったんだ。この人は2回目だよね。」と言います。

テレビはついてるだけで、殆ど内容はわかっていないと思っていたのですが、

芸能ネタはちゃんとわかるようですね。(^-^)


「何で騙すのかな?って、悔しくて、泣いてたんだよ。」

「私はでも1日の出来事はみんな書いてあるからさ。」とノートを広げます。

「私を騙そうなんて、今に罰当たるよ。」


私が帰るまでの1時間半、この話を10回くらい繰り返していました。


○ヨさんのそのノートは殆どがひらがなばかりでとても読みにくいです。

そして、「返した」というのも「かえした」ではなく「かいした」と書いてあります。

多分、自分が発音する通りに文字を書いているのでしょうね。


今回は、○ヨさんの話を聞いているだけで、私は何も言いませんでした。

いくら説明しても、○ヨさんの思い込みが訂正される事はないのですから。


○ヨさんが、実際には返していないのに、返したと言い張るのは何故か?

それを私なりに考えてみました。


もしかしたら、○ヨさんは、本当にお金を返しに行ったのかも知れません。

でも、返しに行った時に、たまたまモチ子さんが不在だった。

だから、実際には返す事は出来なかったのだけれど、

○ヨさんの記憶に、「返しに行った」という事だけがインプットされる。

そして、家に帰って来て、ノートに「かいす」と書き込んだ。

その時点で、もう、○ヨさんの中では返済済みになったのでは?


そんな風に考えると、○ヨさんが「返した」と言い張っている理由が

何となくわかるような気がするのです。

自分に都合のいい「返しに行った」という記憶だけが残り、

「行ったけど、モチ子さんは留守で返せなかった」という記憶は消された。

そういう事なんじゃないのかな・・・。


9月10日に2000円を返しに行った事、直後に再び借りに行った事、

それは○ヨさんは覚えているようです。

モチ子さんから再び2000円をお借りして帰宅し、

すぐに自分で「予備費」と書かれた封筒に入れて片付けたのでしょう。

でも、しばらくして、(あの2000円はどうしたっけ?)と思った時には、

封筒に入れて片付けた記憶が既に抜け落ちていたのではないでしょうか。

だから、モチ子は「ここに入れるね。」と言いながら、本当は入れてない。

そんな風に思いこんでしまったのでしょう。

だから「私を騙そうなんて、今に罰当たるよ。」に繋がるのでしょうね。


う~~ん、やっぱり、こうなったのは、全て、○ヨさんの記憶の抜け落ちが原因?

でもねぇ、自分にとって都合のいい事だけ覚えていて、

都合の悪い記憶だけが抜け落ちてしまうって、どうしてなんでしょうね。


本当に、認知症って、不思議な病気ですね。

 
  

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