「無責任な肯定」は介護者の負担を増幅させる?
おはようございます。
ご訪問ありがとうございます。
昨日、関東地方も梅雨入り宣言がされたのを、今日知りました。
ああ、また雨の季節か・・・と、ちょっと憂鬱な気分になりますね。
今日は仕事の予定が入っていない夫。
「お休みなら、お義母さんの様子を見に行かない?」と言ってみたのですが、
「イヤだよ。行く所があるんだよ。」と・・・。
そして、朝食を食べた夫は「また寝て来る。」と言って、2階に上がって行きました。
最近の○ヨさんの言動をみると、認知症の進行が大分進んでいるように感じます。
それは夫も感じてはいる筈なのですが、夫の危機意識は本当に薄いです。
自分が直接介護をしていないからなのか、面倒な事に関わりたくないだけなのか・・・。
「おふくろがここに来たら、お前が倒れちゃうんじゃないか?」と言いますが、
じゃ、どうすればいいのか?という事は殆ど考えていない夫。
危機意識の薄い夫にもっと感じて考えて貰うにはどうしたらいいのか?
それが現在の私の悩みでしょうか・・・。
今日は平日ですから、区民ひろばも開いています。
また、○ヨさんは、「歩かなくちゃ、歩けなくなったら困るもん。」と
区民ひろばに向かってしまうのでしょうね。
因みに今日の午後のプログラムは「アッチフットボール」となっています。
どう考えても、○ヨさんに向くプログラムではありません。
○ヨさんが区民ひろばに行くのは、プログラムに参加するためではなく、
誰かに自分の話を聴いて貰い、「あなたは若い」とか「しっかりしてる」とか
「あなたは幸せだね。」とか、自分にとって心地良い言葉が欲しいから。
介護者以外の人が、認知症の人に向かって「あなたはまだまだしっかりしてる。」なんて、
社交辞令的な褒め言葉を言うべきではないのでは?と思います。
認知症の対応マニュアルなどには、確かに「否定してはいけない。」とありますが、
肯定してばかりでは、いつまで経っても本人がボケを認めず自我を通し続けるばかり。
周りの人が「あなたはまだまだしっかりしてる。」と言ってくれるから、
「自分はまだボケていない。自分の言動は間違っていない。」と思ってしまうのです。
周りの「無責任な肯定」は、結局、介護者の負担を増幅させるのでは?と思いますね。
最後まで読んで下さってありがとうございます。