気持ちはいつもケセラセラ♪

5年に渡る姑の介護記録とその後の私の徒然日記

素敵な老人とは・・・。

こんばんは。

ご訪問ありがとうございます。


今日は母はずーっと2階で寝て過ごしました。

顔色も普通になり、もうそれほど具合が悪いようには見えませんが、まだ不安なのでしょうね。

明日は私一人で買い物に行ってこようと思っています。


午後7時30分、○ヨさんに電話を入れました。


もしもし、もうご飯は食べたの?

「うん、食べたよ。」

そう。今日は買い物には出掛けたの?

「いや、出掛けないよ。昨日2日分くらい買い物してきたから、それを食べたよ。」

そうなんだ。

「外に出ると『あら、どうしたの?その頭』って言われちゃうから、外には出ないよ。」

ふ~ん。

「今日もね、ちょっと買い物に出たら、『どうしたの?その頭』って、言われたのよ。」

ん?今日、買い物に出かけたの?さっきは出掛けなかったって言ってたけど。

「下の店にパンやおにぎり、食べるものを買いに行ってきただけよ。」

そう。

「『どうしたの?その頭』って言われたから、余計な事言わないでって言い返してやったわ。」

誰に言われたの?

「誰かは言わない。でも、煩いヤツがいるのよ。今まで勤めてる時はいつもキレイにしてたからね。」

「だから、人に会うのが嫌だから、食べる物を買いに行くくらいで、外には出ないようにしてるよ。」

ふ~ん、そうなんだ。

「そうよ。だから、年金が出たら、美容院に行くお金頂戴って、おとうさんに行っておいてね。」

わかったわ。言っておくね。

「お願いね。もう、そんなこと考えてると頭がおかしくなりそうだよ。」

じゃ、年金が出たら、すぐに美容院に行こうね。

「うん。それまで、じっと我慢して家の中に居るよ。」

じゃ、また明日電話するね。

「ありがとね。おとうさんによろしくね。おやすみ。」


○ヨさんにとって、日々の食べる物を買いに行くのは「出掛ける」とは言わないのですね。

一日中家の中に居たよ、と言っても、パンやおにぎりは買いに行ってるようですから。

ご近所さんに何かを言われたと、いつも言いますが、本当は誰も何も言わないのでは?と思います。

○ヨさん自身が「頭がバサバサで嫌だ、いつもキレイにしてる私なのに」って思っているから、

実際には言われていないのに、人に何かを言われた、となってしまうのではないでしょうか。


「いつもバッチリ化粧に、整えたヘアスタイル」が、○ヨさんの大事なプライドなんでしょうけど、

私から見たら、本当にくだらないプライドに思えてしまいます。


白くなった頭も、刻まれた皺も、歳相応に老けていくことは、ある意味では、とても素敵なこと。

素敵な老人とは、見た目じゃなくて、心の歳のとり方が素敵な人なのではないでしょうか。





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