「これ、誰の字?誰が書いて置いてったんだろう。」
こんにちは。
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昨日、遊びに出掛ける夫を見送り、午前11時半に自宅を出発しました。
池袋のパーキングに到着したのは午後2時過ぎ、所要時間は約2時間半でした。
50キロの距離でひどい時は3時間でも到着しないので、2時間半ならまぁまぁですね。
玄関のドアをノックすると○ヨさんがドアを開けてくれました。
リビングに入ると、「食べる物が何もなくて、どうしようかと思った。」と○ヨさん。
持って行った差し入れ品を片付けながら冷蔵庫を覗くと、お弁当が3つ入っていました。
私は「食べる物が何も無いって、お弁当があるじゃないの。」と○ヨさんに言いました。
すると「見てよ、お弁当。中身、こんなんだよ。こんなの食べられないよ。」と○ヨさん。
でも、お弁当はごく普通の物で、そんなに酷いお弁当だとは思えません。
結局、自分の買ってきた好きな物じゃなく、お仕着せのお弁当だから食べないって事ですね。
買って行ったレトルトのおでんを温め、○ヨさんと一緒に食べました。
半分は残してあるので、おでんが好きな○ヨさんが後でそれを食べるでしょう。
おでんを一緒に食べている時、○ヨさんが何かを書かれた紙を私に見せました。
「区民センターから帰ってきたら、テーブルの上にこれがあったんだよ。」
「これ、誰の字?誰が書いて置いてったんだろう。」
そこには、○ヨさんの字で次のような事が書かれていました。
10月10日
おとうさんにしかられた。
わたしにはおとうさんしかいないのに。
○○子はウソなんかつかないとおとうさんにいわれた。
わたしがウソつきにされた。
わたしはウソなんかついてないのに。
どうしてそなるの?○○子、ウソつかないで。
「これ、お義母さんの字でしょ?お義母さんが書いたんじゃない?」
そう言いましたが、○ヨさんは「いや、書いたのは私じゃないよ。私はこんなの書かない。」
いえいえ、ひらがなとカタカナだけで書かれたその文章は、確かに○ヨさんの字です。
大体、自分の息子の事を「おとうさん」と呼ぶのは○ヨさんしかいませんよ。
10日と言えば、まだ私が名古屋の娘の家に居た日です。
多分、お弁当の事で夫に電話で叱られたのでしょうね。
電話を切った直後にそれを書き、区民ひろばに行って帰宅したら、自分で書いた事を覚えていない。
きっと、そんなところでしょうねぇ。
自分が書いた事を忘れたとしても、それが自分の字だという事ももうわからない?
○ヨさんが「もしかしたら、自分が書いたのかな?」と思う事はないんですね。(^-^;
看護師さんの連絡帳をチェックし、こちらも書き込み、テレビの下に生活費の封筒を。
そして、2週間分のレシートをバッグにしまい、私の仕事は終了です。
「じゃ、帰るね。」と言って立ち上がりました。
○ヨさんは「これ、○○子にあげようと思って出しておいたから持ってって。」
「働いてる時に買った良い物なんだからね。私の物はみ~んな○○子にあげる。」
そう言って何十年か前のジョーゼットの上下のスーツを私に渡してきました。
私が着る事は絶対にないでしょうが、「ありがとう。」と受け取っておきました。
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