手を付けてしまった「予備費」
こんばんは。
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午後7時15分、今日は在宅していた夫が○ヨさんに電話を入れました。
○ヨ:はい。
夫 :俺。どうなの?今日の調子は。
○ヨ:うん。ちょっと良くなった。ウチの中ばっかりに居たから。
夫 :ご飯は食べたの?
○ヨ:うん。食べた。
夫 :何食べたの?今日は。
○ヨ:なんか、弁当来たよ。
夫 :だから、弁当の中身は何だったの?
○ヨ:あのね、大根煮たりさ、煮物みたいなの。
夫 :美味しかったの?
○ヨ:美味しかったよ。○○子が注文してくれたんだもん。
夫 :そうだね。あと、お金はあるの?
○ヨ:今日はね、ちょっと湿布薬買ったから。
まぁ、いいよ。1日2日くらい我慢出来るから。
夫 :封筒に入った、使っちゃいけないお金はまだあるの?
○ヨ:あるよ。
夫 :あるの?ちゃんと。2000円。
○ヨ:1000円だけね、パテックス買って来たから。1000円入ってる。
使っちゃいけないって言われたんだけど、パテックス買って来たから。
夫 :ちゃんと領収書はあるんだろうね?
○ヨ:う・・うん。あとは何にも使わないよ。
夫 :何も使わないって、使ってるからお金がなくなるんだよ。
頑張ってやってよね。
○ヨ:頑張ってやるよ。あのー、民生委員の人もね、来てくれてさ、
今日は行って来た。
夫 :さっき、どこも出掛けてないって言ったじゃない。
○ヨ:あそこの民生委員のアレだけだよ。あとはそこらなんて歩かないよ。
夫 :それも出掛けたうちに入るでしょ?
○ヨ:ああ、そうか。わかった。すぐ、近いからねぇ。
夫 :近くても、ウチから出れば、出掛けたんでしょ?
○ヨ:うん。わかった。あまり迷惑掛けないようにして頑張ってるよ。
夫 :とにかく、頑張ってやってね。じゃ、また明日電話するからね。
○ヨ:はい。○○子、いる?
夫 :いるよ。
○ヨ:ちょっと、声聴きたい。
夫 :じゃ、ちょっと待って。
私 :もしもし~。
○ヨ:あ、アンタの声聴いたからさ、頑張るって。
おとうさんに怒られるからさ、○○子の声聴くとさ、頑張らなくちゃって。
左の方の足がちょっと痛くて、パテックス、アンタ、アレしてくれたから。
使っちゃいけないって言われたけど、1000円だけ使いましたから。
ごめんね。
私 :何に使ったの?1000円。
○ヨ:1000円ね、お昼ちょっとね、ご飯が食べたいからおにぎり買って来て。
私 :だって、あの2000円の他に生活費があったでしょ?
○ヨ:ちゃんと残してありますよ。
アンタ、使っちゃいけないって、2000円置いてったでしょ?
だから、その1000円だけ借りて、それでおにぎり買って来て、アレした。
私 :予備費って書いてある封筒から使ったって事?
○ヨ:そう。
私 :じゃあ、生活費として置いて来たお金はまだ残ってる訳?
○ヨ:残ってない。
私 :残ってないの?
○ヨ:残ってる。茶碗の中に入れてある。
だから、そんなにお金使ってられないでしょ?私だって考えてるよ。
アンタが買って来てくれて、冷蔵庫の中に入ってるもの食べてるよ。
弁当も頼んでくれてるでしょ?だから、それ以外は使わないっていうの。
遊んでて、そんな贅沢してないよ。
ただ、ちょっとね、今日は民生委員のとこ行かなかったんだよ。
足が痛いから、アンタがパテックス買って来てくれたのがあるでしょ?
それ貼って、今日はどこにも行かないでウチに居た。
ホントは今日は行く日だったんだけど、行かなかったよ。
この後も、同じ話を繰り返し、結局今夜の電話は約12分間。
夫に言った事と私に言った事、色々と違いがありましたね。
私には、そのお金から、おにぎりを買ったと言いました。
また、夫には、区民ひろばに出掛けて来たと言いましたが、
私には、区民ひろばには行かずに、1日ウチに居たと言っています。
○ヨさんは自分ではまったく矛盾に気付かずに話しているのでしょうね。
多分、夫には叱られたくないので、叱られないような事を言い、
私に話している事が本当の事なんだろうと思います。
認知症でも、少しは何かを考えながら話をしているのでしょうね。(^-^;
それにしても、あの「予備費」には結局は手を付けたという事ですね。
使い道は・・・、生活費を使い切ってしまったから、です。
最後まで読んで下さってありがとうございます。