「褒められるんならわかるけど、怒られるなんて・・・。」
こんばんは。
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午前10時37分、夫から電話が掛かって来ました。
「今、池袋だけど、レシートを持って帰ればいいの?」
「看護師さんの連絡ノートは見てくれた?」
「うん、見たけど、特に変わったことは書いてないよ。」
「そう。あの、いちごミルクデニッシュの事はわかったの?」
「いや、わからない。自分で買ってきたんだろ。」
「レシートの中にその商品名は打たれてないの?」
「ちょっと待って。あ、あった、あった。ローソンのレシートに打たれてるよ。」
やっぱりね~。○ヨさんはローソンで何となくそのパンを手に取って、自分で買ってきたのですね。
自分で買ってきたのに「美味しかったから、何処で売ってるの?」って・・・。
まぁ、買った事を忘れているのですから、仕方がないんですけどね。
夫からの電話を切って5分後、今度は○ヨさんからの電話です。
私 :はい。どうしたの?
○ヨ:ああ、○○子?おとうさん、今帰ったけど。また怒られちゃったよ。
私 :そうなの?何を怒られちゃったの?
○ヨ:迷惑かけないように、しっかりしろって。私、迷惑掛けないように頑張ってるのに。
ゴミ出し場の整理をしたりして、褒められるんだったらわかるけど、怒られるなんて。
私 :そう。わかったわ。もう少し優しくしてって言っておくからね。
○ヨ:うん。迷惑掛けないようにして頑張ってるのに、あんな風に怒られるなんてねぇ。
褒められるんだったらいいんだけど、怒られるなんて・・・。
私 :うん。わかった。おとうさんには、もう少し優しくしてねって言っておくから。
○ヨ:お願いね。私にはもうおとうさんしかいないんじゃない。
おとうさんにあんな風に怒られたら、死にたくなっちゃうよ。
○ヨさんは、嫌な事があると、すぐに死にたくなっちゃうんですねぇ。
そして、褒められるんならわかるけど、怒られるなんて・・・の話が何度か繰り返されました。
きっと、夫は○ヨさんが自分で買い物したことを忘れている事にイライラして怒ったのでしょうね。
傍で私と○ヨさんの会話を聞いていた母が、「電話を替わって。」と言うので、母と交替しました。
母 :もしもし。元気なの?
○ヨ:元気です。ああ、お母さんの声聞いて良かった~。
母 :○っちゃんに叱られちゃったの?
○ヨ:そうなんですよ。褒められるんならいいんだけど、怒られちゃって。
母 :そんな事は気にしなくて大丈夫だから。
○ヨ:はい。お母さんにまた会いたいです。
母 :じゃ、また○○子に連れて来て貰ってね。
○ヨ:はい。じゃ、また○○子に頼んで連れて行って貰います。
母と話をして、○ヨさんの落ち込みは少し和らいだようです。
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