ウールのジャケットを羽織る義母
こんにちは。
ご訪問ありがとうございます。
朝７時、ビールやカップラーメンなどを積んで、○ヨさん宅に向かい出発しました。
池袋のパーキングには９時４０分に到着、やっぱり、２時間４０分も掛かってしまいました。
玄関を開けてくれた○ヨさん、最近していなかったのに、今日はバッチリとお化粧をしています。
ファンデーションを塗り、眉はくっきり、そして、真っ赤な口紅を塗っています。
でも、着ている物を見たら、下はいつもの黒いテカテカズボン、上は紫色の長袖のタートルネック。
おまけに中には長袖のババシャツまで着込んでいます。
「今日は３０度くらいになるそうよ。それじゃ、暑いでしょ？中のシャツ脱いだら？」と言うと、
「いや、風邪ひいたら迷惑掛けちゃうからね。」と脱ぐ気配はありません。
そして、家を出る時には、その上にウールのジャケットを羽織りました。
「何が何でも、それじゃ暑いんじゃない？」と言っても、ジャケットは脱ぎません。
病院に着き、受付を済ませると、歩いてきてさすがに暑かったようで、ジャケットを脱ぎました。
それにしても、この気温なのに、よくあんなに厚着でいられるものですねぇ。
受付を済ませた後、すぐに血圧を測り、そして、○ヨさんは血液検査になりました。
採血を終わり、待っていた私の元に戻ってきた○ヨさんは、またブツブツ文句を言っています。
「まったく、本当に痛いんだから・・・。あの看護婦はダメだね。」と。
どうも、○ヨさんの血管が見つからず、１度では済まなかったようですね。
先生：お変わりありませんか？なんだか元気そうだね。
○ヨ：もう、血液を採るのに、痛くて痛くて・・・。
先生：どれどれ？ああ、血管がみつけにくい感じだね。
○ヨ：毎回痛くて、嫌になっちゃう。
そのあとは、先生から少し質問されたのですが、話がまったく噛み合いません。
区民ひろばに通うようになったことを私が言うと、先生は「そりゃ、いいことだね。」と。
○ヨさんは、延々といつもの話を喋り続けます。
「長男の嫁がね、埼玉からわざわざ来てくれるんですよ。」
「おとうさんに叱られると、夜眠れなくなっちゃうんですよ。」
「人に迷惑掛けないように、頑張ってます。」
「私は２０人もの人を使って来ましたから・・・」などなど。
先生も、もう耳にタコですね。(^_^;
本当は今回からお薬を増やそうか、と言っていたのですが、
○ヨさんが大分朗らかだったので、薬を増やすのはやめることになりました。
○ヨさんだけ先に出てもらい、少しだけ先生とお話ししました。
季節感がなくなって来ている事や、先日のホワイトボード事件などもお話しました。
「う～ん、お嫁さんも大変ですね。認知症になっても、おとなしい人もいるんですけど。」
「お義母さんの場合、とっても頑固で強くて、扱いが大変な人ですね。」
「人の話を聴く、ということが出来ないみたいだしねぇ。」と、先生。
「独居生活はもう限界でしょうか？」と尋ねてみると、
「まぁ、自分のことがまだ出来ていますから、まだ少しは大丈夫でしょう。」
「でも、お義母さんのような性格の場合、施設入所はなかなか大変かも知れませんね。」
「人の言うことを聞かず、怒り出したりしそうですからねぇ。」
「最悪は、病院に入院して、そこから施設に入所って感じになるのかな・・・。」
やっぱりですか？
認知症患者をたくさん診ている先生でも、わが姑は「問題ばあさん」だと思うのですねぇ。
「何か相談があったら、ここにも相談員がいますから、そちらに相談してみて下さい。」
先生はご親切にそう仰って下さいました。
話が終わって廊下に出ると、○ヨさんが、「何？どこかが悪いの？」と心配そうです。
「そんなことはないよ。ただ、着るものには気を付けないと、熱中症や脱水症状が心配だって。」
一応、○ヨさんにはそれだけ伝えておきました。
次に、内科から名前を呼ばれて診察室へ。
血液検査の結果は、とても良いとの事でした。
血糖値も悪くないし、以前は高かった血圧も、ここのところ安定しています。
薬を減らし、降圧剤も少し弱いものに変更になりました。
そして、朝夕２回の服薬だったのですが、朝だけ服薬すればいいようになりました。
次回は８月５日の予約になりました。
まだ、続きはありますが、ひとまず、ここで止めて、買い物に行ってきます。
続きは、次回の更新記事で・・・。
